- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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「出逢い」 02-歩美という女
2010年11月27日 00:37
そして、やっとその時が来る。
日曜のその待ち合わせ場所には30分も早く着き、ドトールに入って時間調整をしてからその場所に向かった。
15分が過ぎた、30分が経った。
「何かの理由で遅れてるんだ」
「まさか事故ではないよな」
「怪我をして無いよな」
あと10分だけ、あと5分だけ・・・
時間だけがのろのろと過ぎて行った。
結局2時間と5分、雪の降りしきる所で立ち続けた。
「里奈さん、きっと何か有ったんだ・・・大丈夫かな」
手は痺れ、足の先は感覚が無くなっていた。
家に帰り着き、すぐにパソコンを開く
「ご免なさい。急に母の具合が悪くなって・・・」
以前からのメールで、母親が入院していると聞いていた。
「お母さん、どう?大丈夫?」
とすぐにメールを出した。
2時間ほど経った深夜にメールが来た。
「落ち着いたので、いま父と一緒に帰って来ました・・・」
次の日からまたメールのやり取りが始まり、一日に20通は出し続けて楽しかった。
そして、半月が過ぎたある日・・・
「里奈です。母の具合が悪くなり、当分病院に寝泊りします。帰って来たらメールします」
毎日、何通も出し受け取っていたメールが来なくなり、俺は寂しくて堪らなかった。
何日に一度は家に帰るだろうと考え、毎日一度はメールを送った。
里奈からのメールが来なくなってからも、いや、している最中も他の女からのメールはかなり来ていた。
その中の一人に「歩美」と名乗る人が居た。
来たメールを何度か開けて見たプロフには、38歳で主婦と載っている。
「俺より11歳も上か。ふーん」
別に熟女の趣味が有った訳じゃない。
趣味・好みなんて言える立場じゃ無いのは、この俺が一番よーく分かっていた。
里奈との毎日何回となくやり取りしていた寂しさから、遂にメールを出してしまう。
「私は27歳の会社員です。年上の貴女に・・・」
何処となく里奈と似ている言葉遣いに俺は嬉しくなり、その歩美と言う女とまた始まるメールの数々。
その量は里奈を上回った。
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