仲良く不倫　　第三部

恵梨の思惑が、ここまでは順調に来ていた
いよいよ仕上げの時が来た様だ
５家族でのスィング・・・これが彼女の終着点


仲良く不倫60／似た者

「もしもし、恵梨です、抱いて欲しくて」
「おやおや、ストレートな言い方だな、でも恵梨さんらしくていい」

３時間後には恵梨は、ホテルのベッドで大声をあげていた
「私の３度目でやっと出して貰えた。あーあ良かった」
「恵梨さんの見応えのある絶頂を、三度も堪能させて貰ったよ」
「ねえ靖雄さん、頼みごとが有るの。聞いて貰える？」
「聞ける事なら」
「スワッピングして貰えない？」

「・・・あはは、これは可笑しい。失礼、お宅とうちで？」
「幸代がうちのに抱かれるのは、許せない？」
「恵梨さんは怖い人だよ。私の本性を幸代より見抜いている。それも一度のセックスでか。何故分かった？」
「女慣れをし過ぎている」
「恵梨さんぐらい男をこなした人なら、分かってしまうと言う事か」
「私の事も一度で見破っていらしたわ」
「直ぐに分かった」
「どの辺りですか？」


靖雄にはすぐに分かった
全く恥じらいも照れも遠慮も無かった
只セックスだけだった

「可愛くないわね、私」
「そんな事は無い。私の様な人間には手間が省けて楽でいい」
「そんなものかしらね。どう、幸代を口説ける？」
「恵梨さん、もう本音で話そう」
「やはり、知っているのね、幸代の事」
「つい最近からだね。良く１０年以上も、一番の親友である貴女に影響されなかったと、感心している位です」
「貴方こそ怖い人だわ」

「貴女と私は似た者同士なのでしょうね」
「長い付き合いになりそう」
｢私もそれを望みますよ」
「どちらが計画します？」
「私がやりましょう。この前の様に温泉にしますか、それとも何か？」

「ゴルフと温泉」
「うん、良いですね、それで行きましょう。後の２組は上手く行きそうですか？」
「あーあ、本当に怖い」
「そんなに怖がらせたのなら、もう一回は無理？」
「いいえ、何回でも」
「それでは、元気にして下さい」
「はーい、得意でーす」
「可愛い女ですね」


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