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海外ウラ特パスポート、危機管理術2

2010年06月01日 23:58

今日は比較的暑かったような、でも結局は会社に入社してから出るまで一度も社外に出なかったです。すんごい運動不足ですね。
気を取り直して危機管理術を進めます。

 最終回 危機管理
第2章 危機管理術 空港・機内編

前章は、準備段階でできる『危機管理術』をレクチャーした。しかしながら、まだまだ気は抜けない。旅のトラブルは出発空港・機内にも潜んでいるのだ。

いうまでもないことだが、出発当日はパスポート、航空券、クレジットカード、旅程表などの所持品をダブルチェックしてから空港に向かいたい。また、2007年3月から実施されている航空機内の液体物の持ち込み制限の施行によって保安検査場でのチェックが厳しく、時間がかかるため、早めに空港に到着している必要がある。旅慣れている人でも、少なくとも2時間前にはチェックインを済ませよう。

スリーレターコードの確認
まずは荷物を預けたときに付けるタグスリーレターコードの確認である。スリーレターコードとは、シャルル・ド・ゴールならCDG、ホノルルならHNLというように、行き先空港アルファベット3文字であらわしたコード(もちろん世界共通)。確認する理由は、時折これの付け間違いが起こるから。間違ったスリーレターコードが付けられたら、確実に荷物は別の空港に行ってしまう。ロストバゲッジの最大要因だ。だから、タグを付けてくれた時、自身でも確認すること。スリーレターコードが分からなければ「荷物のタグホノルル行きになってますよね」などと念を押すこと。

(乗り継ぎ便の場合、荷物がスルーかどうかを確認)
日本からパリを経由してロンドンに行く場合など、日本の空港で預けた荷物がスルー(最終到着地までそのまま運ばれる)かどうかを確認しよう。スルーなら乗り継ぎ空港で荷物を引き取る必要はないが、スルーではない場合は一度引き取ってもういちど預ける必要がある(そのほうがロストの可能性は少ないが)。

シートベルト常時着用)
航空会社の手先のようなことを言うつもりはないが、座席で座っている時、寝ている時、たとえシートベルト着用のサインが消えていても、常にベルトは締めておくことをお薦めする。乱気流で機体が揺れ、天井に頭をぶつけて重傷を負うケースもあるからだ。また、ベルトを着用することで、姿勢が崩れないので、睡眠時に熟睡できる。

(機内の水は信じるな!)
私は、機内の水はミネラルウォーターフレッシュボトルしか飲まない。というのも、航空会社によっては水道水を出すこともあり、それがどんな素性の水だか分からないから。もちろん、「航空機内の液体物の持ち込み制限」があっても、保安検査場以降のフロアで買えるミネラルウォーターお茶などは機内に持ち込める。いつでも飲みたいときに飲めるように、必ず1本は持ち込んでおこう。機内は乾燥しているので喉を痛めやすい。行きの飛行機で風邪を引いてしまっては元も子もないし、そうでなくても水分不足はエコノミークラス症候群の原因にもなるから要注意

(機内でついた衣服のシミはソーダ水で落とす)狭い機内での食事は、食べ物をこぼすなどして、衣服にシミを付けてしまうことも少なくない。そこで活躍するのがソーダ水(糖分の入っていないもの)だ。機内で衣服にシミがついた場合は、ソーダ水をもらい、シミの部分にたらしてタオルなどで叩くといい。ソーダ水に含まれる炭酸成分に、シミ、汚れを落とす働きがある。できれば、シミのついた布地の裏側にも布を敷き、表面から叩いてシミ、汚れを裏側の布に吸収させるとさらに効果的。

(勿論、帰国時にも危機管理は重要だ!)

(リコンファーム不要でも、リコンファームすること)
今では多くの航空会社が帰路のリコンファーム(予約の再確認)を不要としている。が、ボクはそれでもあえてリコンファームすることにしている。

その理由は

1.そのフライトに確実に乗ることを意思表示するわけだから、万一オーバーブッキングの場合でも優先的に搭乗できる。
2.リコンファームの際にこちらの名前、滞在先、滞在先の電話番号などを伝えると、フライトキャンセル、遅延などの場合、ホテルに連絡してくれるかもしれない。であれば、ホテルにいるうちに対策を練ることができるし、空港まで無駄足を踏まずに済むわけだ。
なお、日系航空会社はもちろん、欧米航空会社の一部でも日本語が通じる現地オフィスフリーダイヤルがあるから、事前に調べておこう。

(帰国日はちょっと早めに空港へ)
帰国日は、できるだけゆったり滞在して、空港へは なるべく遅めに行きたいところだが、このところの保安検査の強化などによって、ギリギリだと飛行機に乗り遅れることさえある。また、ホテルから空港までの道の渋滞事故なども考慮すべき。ギリギリチェックインだとオーバーブッキング時にその飛行機に乗れなかったり、座席指定していない場合は好みの席に座れなかったりと、ロクなことはない。

そこで提案。空港に早めに行くことをひとつの楽しみと考えよう。事前に空港内での食事やショッピング情報を収集し、その目的のために早めに空港に行くのだ。

(デタックス(免税手続き)をする場合はさらに早めに空港へ!)
ヨーロッパ滞在で買った物のデタックスをするなら、さらに早く空港に行かなければならない。デタックスする場所(税関)は「どうしてそこまで分かりにくくする!」というぐらい、分かりにくい場所にひっそりとあったりするし、パリミラノあたりだと日本行きの便の出発直前はブランド物を抱えた日本人観光客が数珠つなぎ。

飛行機に乗り遅れそうになってデタックスを諦めざるを得ない事態も実際に起こる。買い物の金額によっては税金の払い戻し額はバカにならず(デタックスすれば買い物金額の10~12%が返金される)、せっかくここまで無駄を省いてきた旅も骨折り損となる。旅の最後をよりリッチに過ごし、ゆったりと締めくくるためにも、むしろ空港へは早めに行くべきなのだ。

もちろん、そのためにも最終日に街にお土産を買いに行く時間がたっぷりあるような、遅めのフライトを選んでおくとなおよい。

ちなみに、デタックスする場所は、同じ空港でもいつも同じとは限らない。ツアーなら現地係員に聞き、チェックイン時にも航空会社係員に再度、聞き直すこと。できれば口頭だけではなく、用意した紙にそこまでの簡易マップを書いてもらうべき。

私の経験だが、先日ミラノでデタックスした時は、そこまでしても右往左往した。というのも、誰もが「そこ」と思っていた窓口が閉まっていて、別の税関オフィスで手続きしなければならなかったのだ。結局、チェックインしてから税関を探し当てるまで15分、数珠つなぎの列に並んで20分、手続きたった2分……。デタックスのために40分近く費やすハメになったのだから、危ない危ない。ちなみに、ついでに日本円への換金もするなら、さらに10~20分は必要だということも知っておこう。

 ちょっと長くなりましたね。

このウラログへのコメント

  • vince 2010年06月02日 01:05

    スリーレターコードはいつもワクワクします。只でさえアルファベット大文字3文字はカッコよく見えますから

  • 2010年06月02日 17:29

    > vinceさん

    面白いですよね、でもいつもシカゴ(ORD)とオーランド(MCO)を勘違いしてしまいます。あと国内のローカル都市は3文字目に決まってJがつきますよ。カナダは頭がYで始め

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