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パラグアイ料理
2010年06月29日 23:28
この時間、もう試合が始まっちゃいました。パラグアイを料理しましょう。とところでパラグアイの伝統的な料理ってどんなのでしょう。
(先住民グァラニ族の伝統が今に)
ボリビアとブラジル、アルゼンチンに国境を接した南米の内陸国パラグアイ。ブラジルやアルゼンチンと並んでワールドカップの常連としてサッカーが強いことでも知られるこの国は、旧宗主国スペインのほか、先住民グァラニ族の伝統を受け継いだ料理が特徴的です。
肉や牛乳、チーズ、とうもろこしが主産物であり、ボリ・ボリ(チキン・スープに小さなとうもろこしの粉のすいとんを浮かせた料理)や、ソー・ヨソピー(ひき肉と野菜のスープに米やパスタを入れたもの)、ギーソ(トマト味のパラグアイ風雑炊)など、ポピュラーな料理の名前には、スペイン語ではなく、グァラニ語の名前がつけられたものも少なくありません。
また隣国アルゼンチンやブラジルと共通した豪快なバーベキューや、エンパナーダなどもポピュラー。ほかに川魚や野菜、果物などが食材として使われ、またマンディオカ(キャッサバ)も主食としてパンの代わりによく食べられています。 中でも、ソパ・パラグアージャは、パラグアイで一番有名な料理のひとつ。とうもろこしの粉と牛乳、卵、チーズを材料にしてソパ(スープ)を作ろうとしたら、なぜかおいしいコーンケーキができてしまったという逸話があるそうです。
ほかに、発酵させた牛乳から作るフレッシュなチーズのケソ・パラグアージョ、先住民の食べ物だったコーンのケーキのチパ・グアスなどもポピュラーな料理です。
ドリンクではブラジルなどにもあるマテ茶がよく飲まれています。テレレという、マテ茶を煎じて冷したお茶に好みで薬草を混ぜて香りをつけたりする飲み物は、パラグアイの名産品。世界屈指のGKとして名をはせたサッカーのチラベルト選手も、マテ茶を愛飲しているといいます。
グアンボというマテ茶の壷に入れ、ボンビージャという金属製のストローで飲むそうです。またマテ・コシードという、熱湯で作ったマテ茶も飲まれます。
お酒では、さとうきびから作られた、カーニャが人気。ウィスキーも造られていますが、ワインはほとんどないようです。
アルゼンチンとボリビアに挟まれたパラグアイ。素朴な風景と穏やかな人々が印象的なこの国は、料理もどこかほっと和む素朴な味わいです。
この国で最も知られているグルメといえば、80種類もあるという「チパ」。キャッサバのでん粉やトウモロコシの粉、アニスなどで作られており、“パラグアイのパン”として親しまれているスナックです。街なかのいたるところで売っているので、焼き立てを買っておやつがわりにどうぞ。
食卓の定番はアルゼンチン風の焼肉「アサード」やパラグアイ風のおじや「ギソ」など。パラグアイには海がないので、パラグアイ川で獲れるナマズなども食べられています。またアルゼンチンでも愛飲されている「マテ茶」はパラグアイの人たちの生活にも欠かせません。ビタミンCを豊富に含む優しい風味はどこか日本酒にも似ていて、ポンピージャと呼ばれる可愛らしい容器を使って飲みます。
以上、おわかりになられましたでしょうか?なんとなく?
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