男は何を求めて風俗に行くか？

「性的欲望を満たしに行く・・に決まってるじゃない！」

はい、そのことを否定する気はありません。性的欲望を満たすことは、主な目的の一つですから。
・・・でも、それだけの目的で、風俗に行く男は、かなりの少数はではないか・・と思うのです。

では、性的欲望を満たすこと以外に、男は、何を求めて風俗に行くのでしょうか？

さて、その答えの前に、男の意外な生態について、触れておかなければいけません。
『男は非現実的な想像をよくする』と云うことは、多くの女性の皆さんが、既に、御存じのことと思います。おそらくこれは、以前、このログでも述べたように（男の生態学）、戦争などの有事や、大地震などの際にしか役に立たない男の特殊能力でもあるのです。・・この普段はなんの役にも立たないこの能力を授かったせいでしょうか・・男は現実に則した想像が女性より際立って劣るようです。当然、細微な観察力など、大概の男は持ち合わせていません・・。まして、自分の好きな女性を綿密に分析するなど神業に近いことです。（もちろん、極めてそう言うことに長けている男も存在しますが・・）

そして、大概の男は、好きな女性に対して、粗っぽく大雑把で勝手な想像をし、バカなことに、自分の理想と重ね合わせたりしてしまいます。幼稚ですねーホント。・・・結果は簡単です。大概の男は夢破れてしまうわけです。

さて、ここで、男の意外な生態学！『極めて幼稚な想像しか出来ないくせに・・夢破れて思いっきり傷つく』そう、男はバカなくせに、結構、傷つき易いのです。

男はどこかに理想の女性がいるであろうことを夢見ています。それは、現実にはかなりハードな、辿り着くには大変に高いハードルですが・・・その夢を擬似的に叶えてきれる空間が、実は、風俗なのですよ。当たり前の話ですが・・男も「これは嘘だ」と云うことを承知しています。・・・なんたって多額の金銭を支払うわけですから・・。ただ、某かのお金を支払えば・・タイムリミットまで夢が見れる。

男は風俗に夢を買いに行っている・・これも一つの答え。・・なんといっても、太古の昔から存在するお仕事が・・この夢を売るお仕事ですから・・。まぁ、男は今も昔も可愛い哀れな生き物だ・・と云うことですか。