みどり-164

バスルームが広いので四人で一緒に入り
部屋に帰ります
ベッドでビールを美味しそうに飲んでる京介
あたしはジュース

「今日の知佳、最高だった
　これからはセックスは知佳がリードだな
　透さんもそう言っていた」
「あたし、あんな癖があるの初めて分かった｡凄い快感だったの」
「分かっていたさ、知佳の目を見ていて」
「眠くなって来た、このまま抱いていてね」



七時に目が覚めると何時もの格好
窓を見ると今日も快晴で空が真っ青
そっと抜け出し窓を開けると、
生ぬるい空気と波の音
ふっと気になり下を見ても、
それらしい人は見上げてはいません
なんか申し訳なくて、
あたしの大切な京介を守って貰って、
お礼の一つも言いたくなります
五十人も何処に隠れているの ?
全く感じもません
ベランダの椅子に座ってそんな事を考えていると

「おはよう。
　今日も良い天気だね、シャワー待っていてくれたの?」
「ええ、入りましょう」

　　　　　　　・・・つづく