みどり-18

「ご免なさい・・・手も足も動かないの、痺れてるの」
「良いよ気にしなくて・・・あんなに手足、力入れたら
　・・・知佳さんの身体、拭くのも嬉しいから」

歩けないよ、と思っていたら・・・そのまま横抱きにして、
　平気で歩くの?・・・何て力なの、貴方は

「重く無いの?・・・平気なの?」
「頭悪いけれど、力は有るから」
「ふーん、頭悪い人があんなにパチンコ勝てる?
　確立と順列、組み合わせでしょう？」
「分かっているじゃないか?　その通りだよ」
「一杯出て、一寸出て、全く出なくて、少し出なくて、
一寸出て、全く出ない・・・その繰り返しなんだ」

「だったら、全く出なかった後がいい訳?」
「違う、その後に少し出て、一寸出なくなった後に
ドバーと来る」
「じゃずっと見ていないと駄目?」
「そんな事ないよ、データーをグラフで見られるから
　・・・その見方は明日のお昼に教えて上げる」
「益々、こんな事位じゃ足りないわね・・・セックス位じゃ」
「そんな事無いよ・・・知佳さん、素晴らしいから」
「またそんなに褒めて」
「嘘じゃ無い・・・だってこんなに硬いままなんて、
何十年振りだよ」

「貴方のここは・・・２０歳」

　　　　　　　・・・つづく