- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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みどり-08
2008年02月11日 00:52
「いらっしゃい、藤野さん」
とドアを開けるなり大きな声が耳に飛び込んできます
どうやら、しょっちゅう来ている様子
「あら、今日は珍しくお連れの方」
「女房の知佳です、宜しくね」
「へー・・・奥さん<いらっしゃいませ
・・・一応ママをしています、涼子です」
と言いながら名詞をもう渡してくれます
綺麗な人・・・スタイルもいい
席に着くなり
「女房だなんて」
「嫌だった?」
「嫌じゃないれど・・・あたし、どう言えばいいの貴方のこと」
「あなた、で良いよ」
「なら何時もと一緒で楽だわ」
「酔ったら車を置いてタクシーで送って上げるから
・・・だから飲むと良いよ」
「有難う・・・あたし強いわよ、貴方と一緒くらいに」
「へーそう・・・お酒は何が好き?」
「何でも」
「ウィスキーの水割りで良い?」
「ええ、貴方と同じものでいいです」
「奥さん、水割りでいいのかしら?」
「一緒で良いよ・・・私より強いんだ」
「藤野さんよりお酒、強いんですか? 奥さん」
「そんな事ありません。 主人の方が遥かに強いです」
「そうよね。 藤野さん、この店で1・2を争う酒豪だもの
・・・幾ら飲んでも酔わないのよね。
私も頂いて宜しいですか?」
「何時もそんな事聞かない癖に」
「だって、奥様がいらっしゃるから、今日は」
「どうぞ、一緒に飲みましょう、ママさん」
「有難うございます」
乾杯と3人でグラスをチンと合わせます
これ美味しいわよ、と秋刀魚の刺身が出てきました
「ママの弟さん、直近くで料理屋さんをしているんだ
・・・明日にでも連れて行ってあげる」
「此処で出すの、みんな弟が作ってくれているんです」
「美味しいわ、脂が乗っていて
・・・それにこの煮込みの美味しいこと」
「有難うございます。 弟が喜びます
・・・是非明日行ってやって下さい。
明日の土曜日も2時までやっていますから。
藤野さんには週に2・3度寄って貰っているんですよ」
「あたし横浜で、主人一人だから・・・姉弟でお世話になって、 すみません」
「とんでも無い・・・上得意様・・・二軒とも」
「あたし、一寸おトイレ」
「その左奥です」
知佳が立ち去ると
「藤野さん・・・不倫?」
・・・つづく
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