今日から9連戦

まずは、広島戦　今期唯一負け越してる相手です。
気を引き締めて、取りこぼしのない様に！


球児１９連投もある！？岡田監督「いけるときは全部使う」
2007年9月11日（火） 8時1分　サンケイスポーツ

　阪神・藤川球児投手（２７）は１０日、東京から広島入りし、１１日の広島戦から始まる試練の９連戦に備えて完全休養に努めた。リーグタイの１０試合連続登板中だが、岡田彰布監督（４９）は「いけるときは全部出す」とフル稼働を予告。現在４０セーブ。中日・岩瀬の日本記録（４６セーブ）を一気に塗り替える可能性が出てきた。

　体内に気力を充電しているようだった。緊迫感に満ちた伝統の一戦を終えた藤川は、東京から新幹線で４時間かけて広島へ移動。「きょうは休みます…」とひと言だけ残し、静かに完全休養に努めた。

　さすがの鉄腕も疲れの色を隠せない。リーグタイの１０試合連続登板中でチームも１０連勝中。まさにつかの間の休息。１１日から再び試練の９連戦が始まる。

　「いけるときは全部使う。出さんと何でということになる」。岡田監督はフル稼働を宣告した。広島戦のあとは１４日から甲子園で中日３連戦、巨人３連戦と続く。２位中日、３位巨人とは１．５ゲーム差。１０連勝中とはいえ、このうち５試合連続で計６試合が１点差ゲームだった。

　「普通にやろうと思ってもあんな展開になる。なってしまったらしようがない」。ウィリアムスも万全ではない中で、逃げ切るためにはどうしても球児が必要だ。

　これまでは８試合連続登板が自己最長。９日の巨人戦は５時間を超える死闘で集中力は極限に達していた。投球動作に入った瞬間にタイムがかかり、ボールを三塁方向へ投げつけて、珍しく怒りをあらわにした。

　「下半身にちょっと疲れはあるけど、元気は元気」。前夜はこう話していたものの、１週間ぶりの“休日”は、英気を養うには何よりもありがたかった。

　現在の４０セーブは中日・岩瀬に４差リード。この９連戦中に４６セーブの日本記録を塗り替える可能性も十分だ。残り２１試合。「普通いったら、いけるよ」と指揮官も自信たっぷり。記録は鉄腕守護神にとっては単なる通過点にすぎない。悲願のＶ奪回をモチベーションに、きょうも静かに出番を待つ。

[9月11日 8時1分 更新 ]