またまた　桜井やりました！

のってる桜井やりました。初めてのサヨナラ打！


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ノってる桜井　初のサヨナラ打
2007年9月3日（月） 7時1分　スポーツニッポン


＜神・ヤ＞９回無死満塁、中前にサヨナラ打を放ち、バンザイ！！の桜井


　【阪神３―２ヤクルト】両手を広げて一塁を回ると、あっという間にもみくちゃにされた。同点の９回無死満塁。阪神・桜井の打球が中前に抜ける。もうベンチは空っぽだ。今季６度目のサヨナラ勝ち。桜井にとっては６年目で初のサヨナラ打だ。葛城と並んでのお立ち台で、２４歳のヒーローの声は心なしか震えていた。

　「打つしかないんで。絶対に打ってやろうという気持ちで打席に立ちました。気持ちで負けないように。満員の応援が力になります」。六甲おろしが心地よかった。

　目の前で金本が敬遠され、心は熱く燃えても、頭の中は冷静だった。外角低めのフォークを基本通りのセンター返し。１点を追う８回にも葛城の同点打を呼ぶ中前打を放った。岡田監督も「最後はよく桜井が決めてくれた。その前にもセンター前に打っているし、理想的な打撃じゃないか」と目を細めた。右肩炎症で離脱した林威助（リン・ウェイツゥ）に代わって５番に昇格すると、チームは４勝１敗。３０日の広島戦（甲子園）で本拠地初アーチを放つなど、絶好調をキープしている。

　中盤まで打線が沈黙も、葛城の２本の適時打と執念の継投が、桜井の劇打につながって４連勝。今季最多の貯金９とし、２位・中日に０・５差に迫った。４日からは４位・横浜との３連戦だが、見据えるのは上だけだ。週末には首位・巨人との“天王山”も控える。「残り２７試合、みんな分かっている。１つにまとまってやるだけ」と指揮官。若き力の台頭が猛虎を再加速させる。

[9月3日 7時1分 更新 ]