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日記は『気づき』の源です (モーツァルトに寄せて)

2020年02月23日 22:22

日記は『気づき』の源です (モーツァルトに寄せて)

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 改めて書くまでもなく私の日記オモテは特に『行きつ戻りつ』しています。離れたと思ったらまた同じテーマに戻ってきたり。これ『気づき』の連鎖なんです。『連歌は続くよどこまでも』の繰り返し。針が飛んでるレコードプレイヤーのごとく。

 実生活にもそれは反映していて、この間(2/13)CATS絵本で「Mozart」の文字を発見したあとその曲(セレナード 第6番ニ長調 K.239 “Serenata Notturna”)をほぼエンドレスリピートでBGMしています(たぶん明日も)。それまではあまり気に入ってなかったのに、今では「主客逆転」超お気に入りに!

 フレンドさんに気づかされることもよくあります。今日も。 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(セレナード 第13番ト長調 K.525)、あまりにも「定番」過ぎて半分忘れかけててあれこれもオムニバス名曲集で「第1楽章」しか聴いてないんでは? と不安になって YouTube検索 カール・ベームウィーン・フィルでチェックしました。そしたら4つの楽章ともよ~く馴染んでた。あれ、どこで聴いたんだ?音源は無いぞ? って思ってたら。いいえちゃんとありました。カセットに! 忘れていますね。

 で、定番すぎるこの曲、ずっと若い頃(10代)の作品だと思っていました。改めて調べてみると K.525、歌劇フィガロの結婚』のプラハでの大成功の後の『ドン・ジョバンニ』(後の K.527)制作中当時の作品だと! ちょっとびっくり。ちょうどそろそろ禁断歌劇に入ろうか、だったら『ドン・ジョバンニ』からね、なんて言ってた矢先! ちょっと待った、もうちょっとセレナード・ディヴェルティメント系を攻めてからでも遅くはないかな。オペラは延期しましょう。

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 写真の背景には小林秀雄著 『モオツァルト』が写っています。

『だが、モオツァルトがそういう感じを僕に目覚ますという事は、間違いない事で、彼の音楽にはハイドンの繊細ささえ外的に聞こえる程の驚くべき繊細さが確かにある。心が耳と化して聞き入らねば、ついて行けぬようなニュアンスの細やかさがある。一と度この内的な感覚を呼び覚まされ、魂のゆらぐのを覚えた者は、もうモオツァルトを離れられぬ。』
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 モーツァルト、好きとか趣味とかのレベルを超えてもう欠くことができない要素になっている今日この頃。 仕事の日の朝方一番眠くなる時間帯には必ず『ピアノ協奏曲 第20番ニ短調 K.466 第1楽章 Allegro』を毎回かけます。超短調ドラマチックな出だしを聴くだけで意識が茶器、もといシャキっとするのです、欠かせません。シャキっとした後は、打って変わって「ロマンツェ」。この間、初めてのお客さんに「誰が弾いてるの?」って聴かれました。よほど好きなんですね。その時は「ペライア」でした。

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