- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「アリスのままで」レビュー☆
2015年06月16日 23:42
ジュリアン・ムーア主演他。50歳のアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者として敬われ、コロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。夫(アレック・ボールドウィン)のジョンは変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)にも何の不満もなかった。唯一の心配は、女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけだ。ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。物忘れが頻繁に起こるようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのが。その日からアリスの逃れられない運命との闘いが始まる―。50歳のアリスが自分のままでいられる最後の夏。避けられない運命と闘うアリスの目線、そして家族の葛藤と絆を描く感動の物語。
6/10点!!自身も、ALSである監督が撮っているので、患者本人と家族の心情については、リアルに添えているのだと思います。しかも、家族性とは・・・自身の恐怖もあるのに、宝物である娘たちも、近い将来同じことが起こってしまう、けれど、その情けなさ、やりきれなさ、恐怖すら、もうすぐ忘れてしまう・・・「癌の方が良かった。」と、アリスは言いましたが、学者のアリスにとっては、記憶を失うことこそが、破滅というか、生きていたくないことなのだなと、伝わってきました。私個人としては、癌の方が嫌ですけど。夫が、看病に疲弊して、情けない、でももう無理だというのが、伝わってきて、辛かったです。どんなに愛していても、長年の歴史があっても、無理な事って、やっぱりあって・・・そう思うと、人は、病気の前には無力だと思い知らされます。そんな時、アリスの傍にいることを選ぶのが、アリスが一番心配していた次女のリディアで。病気って不思議ですよね。誰もがこうだと思っていたカードが、皆ひっくり返ることがある。記憶も、不思議なもので、病気で、迷惑しかかけない存在になってしまっても(実負担的に。)、長男が言ったように、アリスと過ごした綺麗な日々や、彼女から貰った温かいぬくもりは、決して色褪せることはない。少し気になったのは、アリスが置かれてる状況が(家族や、理解、経済状況)、余りに完璧で、大抵の病気になる人は、そんなバックアップは望めない環境の人が大多数だと思うので、それは観る前から、違和感がありました。まぁ、皆さんの熱演により、気にならなくなったのも、事実でしたが。2015年公開。
このデジログへのコメント
> GRAYさん
あまり苦しい苦しいって雰囲気ではなかったのですがね。私は痛みが続く恐怖がわかるから、癌の方がよかったなんて絶対言えないです。
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