- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「ニンフォマニアック vol.1.2」レビュー☆
2015年06月02日 01:06
シャルロット・ゲンズブール主演他。凍えるような冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマン(ステラン・スカルスガルド)は、裏通りで怪我を負って倒れている女性ジョー(シャルロット・ゲンズブール)を見つけた。彼は自分のアパートでジョーを介抱し、回復した彼女に尋ねた。「いったい何があったんだ?」すると、ジョーは自身の生い立ちについて赤裸々に語り始めた。それは、幼い頃から“性”に強い関心を抱き、数えきれないほどのセックスを経験していきた女性の驚くべき数奇な物語だった・・・。色情狂の女性ジョーの数奇な半生。過激でセンセーショナルなのに、ポップでユーモラス。ラース・フォン・トリアー流「喜劇」。
6/10点!!vol.1では、シャルロット・ゲンズブールは語り部に徹しているので、ヤング・ジョーを演じているステイシー・マーティンに、この綺麗なのに凄い女優さんは誰!?と圧倒されます。ステイシー・マーティンからゲンズブールにはならないだろうって(ツッコミ爆)セリグマンとの序盤のやりとりが、ゲンズブールは色情の話をしていて、セリグマンは、魚釣りの話をしていて、一見噛み合ってないようなのに、しっかり噛み合ってるのが笑えました。その後の、セリグマンの合いの手も、物凄い知識量でジョーの色情を、哲学や音楽の方式などに当てはめていくっていう。この話が、どう転がっていくのか、気になり過ぎました。そして、ヤング・ジョーが、不感症になってしまったところで、vol.2へ。ここまでで、まだ誰にも刺されていないし、はっ倒されていないのが、奇跡ですが・・・。
変わって、vol.2ですが、このお話って、トリアー監督の鬱3部作のラストなんですね(前のが、「メランコリア」)、そう聞くと、この作品をどう観たらいいかわかりやすい気がしました。人と性って、切っても切り離せないものなので、ジョーはこの先どうなるんだろうと、ずっと見ていられましたが、ラストは、喜劇としては良いかもしれないですけど、ここまでの長編のラストとしては、違うものが、観たかったです。そのまま終わっても良かったですし。因果応報って言葉が浮かびますが、どうなんですかね。それも、セリグマンの言葉を借りれば、自分で全部引き寄せてるのかもしれないですし。たった一人で、全世界のセクシャリティーに戦いを挑んでるジョーは、強いんだか弱いんだかわからない女性で魅力的ではありました。ジョーを演じたふたりが、セクシャルな魅力満載な女優さんではないので(女性から見たら)、逆に良かったですし、哲学的だなぁ、人間って面白いなぁと思いました。2014年公開。
このデジログへのコメント
コメントを書く