ほんまにあかんなぁ～

虎、好機に１本出ず…広島・今井に初完封許す

サンケイスポーツ9月1日(土)21時19分配信
虎、好機に１本出ず…広島・今井に初完封許す
拡大写真
４回、空振り三振に倒れた阪神・金本＝甲子園（撮影・岡田亮二）（写真：サンケイスポーツ）

　（セ・リーグ、阪神０－１広島、２１回戦、広島１０勝９敗２分、１日、甲子園）阪神は打線がチャンスを生かせず、４安打の零封負け。広島先発の今井にプロ初完封を許した。先発のスタンリッジが８回１失点と粘りを見せたが、１０敗目（６勝）を喫した。



　夏のロードを終え、甲子園に戻っての２試合目。月も９月に替わり、さあここから、という一戦で猛虎がつまずいた。大観衆を飲み込んだ本拠地で、またも虎党の期待を裏切った。

　前日８月３１日の広島第１戦では、見事勝利を収めた。虎党も久しぶりの聖地での白星に酔いしれたが、安心はしていられない。チームは借金「１８」の５位。試合後、和田監督も「ここまでふがいない戦いが続いていますんで、最後まで全部勝つつもりで毎日戦っていきたいと思います」と気を引き締め直した。だが、気合は空回りした。

　１点先制を許した直後の一回。先頭の上本の打球は遊撃手・梵の正面へ。完全に打ち取られた当たりを梵が捕球ミスした。ラッキーとも思える相手の失策で、先頭打者が出塁。続く大和の遊ゴロで一死二塁とするが、鳥谷は二ゴロ、新井良も遊飛に倒れた。その後は広島先発・今井の前に三回まで無安打。今季５度対戦し、阪神戦防御率２・４０の右腕攻略に苦戦した。四回には一死から鳥谷が中前打。ようやくこの試合、チーム初安打を放つと、新井良も左前打で流れに乗った。しかし、後続が好機を生かせない。３試合連続無安打中の金本は空振り三振。３試合連続でスタメン出場したブラゼルも空振り三振に終わった。

　一進一退の苦しい戦いが続く。チームは、８月１２日の広島戦（京セラドーム）、同１４日のＤｅＮＡ戦（長野）で２連勝して以来、連勝がない。白星の次は黒星という嫌な流れが断ち切れない。これでは勢いがつかないのも当然だ。

　結局、０－１の敗戦で借金は今季ワーストタイ、６度目となる「１９」に戻ってしまった。