- 名前
- Shun-ICHI
- 性別
- ♂
- 年齢
- 35歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 2015年5月10日、リニューアル~ログ再開!! どうも、Shun-ICHI=シュン...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
出会いの全てを覚えてる…
2011年07月07日 01:57
【お題日記】再会エピソード
https://www.youtube.com/watch?v=3msjM5W9stw
前回のログ:「レミニセンス・バンプ」にもちょっと書いたんですが…
そうですね、いろんな再会があって、「え、いたのかよ、会ってしまった、会いたくなかったのに…」っていう残念な再会もあるし、それこそ「お!!久しぶり、会いたかったんだよなー」っていう再会もある。
考えてみたら、再会ってすごいですよ。
だってさ、誰もが同じような毎日を過ごしていて、それでは「再会」できないわけですよ。いつもの電車の同じ場所になるべく乗るとするし、いつもの道をなるべく通ろうとするしね。
普通そうですよね、毎日毎日が全部違うルーティンで動く人っていないですよね。
いつもの電車に「誰か」はいないし、いつもの道にも「誰か」はいない。
そう考えたら、誰もが「孤独な一本道」を歩いていると思いませんか??
「たかが、大学生になっただけ‐社会人になっただけ、でも同じ町に住んでいるのに、こんなにも会わないもんかね??」
なんてことないですか??
大人になるにつれて、突然違う世界に送られてしまったかのように。不思議なくらい「誰にも」会わない。
もちろんアクティブな人は会うかもしれない、だから再会の頻度は人によってまちまちだったりする。
とにかく、普通の生活をしていたんでは「再会」なんてないんだろう、って思ってました。でも、そんなことはないみたいですね。
僕がこれから話すのは、こんな「再会」‐
小6の時にものすごく好きになった素敵な女の子がいました。
本当なら同じ区域だから、同じ中学に通うはずだった。
でも、小学校卒業も間近の頃、その子含めた友達何人かで遊んだ時のこと、両親の仕事の関係で隣の隣の町に引っ越す‐ということを聞かされた。20歳もすぎた今考えれば、そんなに遠くないのです、物理的な距離は。でも、その時はすごくショックだった、行動範囲の狭かった12歳にとってはまるで知らない外国へ行ってしまうかのように聞こえたのです。ましてや互いにケータイも持っていなかった、物理的プラス、心的距離も感じてしまっていました。
本当に好きでした。そんなショックの中、中学生になった。
中学入ってすぐに思ったこと‐実はなんだかんだで今まで周りにいた女の子は「優しかった」んだってこと‐
訳のわからない「鎖国」が始まろうとしていた‐思春期の暴走というやつ‐クラスの女子ボスになぜだかわからないがターゲットにされてしまったのを覚えている。今思えばとにかく「キモイ」って言いたかっただけなんだろう。ボスに逆らったらハブかれるのを、周りの「女子」はよく知っていたようで、逆らわなかったな‐意味なく距離を置かれるようになってしまった。女友達関係に関して言えば、ここからが「黒歴史」かもしれない。
そんな不条理な中でもなんだかんだやってこれたのは周りの男子が賢かったからなのかもしれない。いい奴ばかりだった。
もうひとつ、なんだかんだでやってこれたのはやはり、違う中学校へ行ってしまった、「外国」に行ってしまった彼女のことを想っていられたから何だろうと思う。
稚拙ながらわがままを言った。
「また両親の都合で"帰国"しないだろうか、この町へ。そしてこの中学校へ、来るはずだったここへ。戻ってこないだろうか…??」
学年が変わるときにはちょっとだけ期待した。
事前に知らされていた「たった一人の転校生」にかけていたのです。それが、「帰国子女」の「彼女」だったら…??
でも、違った。もちろんとある男子の転校生とはそれからの付き合いがあってよく遊んだものだったが、願った「彼女」は戻ってこなかった。
好きな気持ちが徐々に減速していくのと同時に中3になり、受験生になった。
再会のポイントには「忘れた頃に…」というのもあるのだろうか??嫌なやつに会いたくないと思えば、波長があって会ってしまう…。負けたら学級委員のじゃんけん大会で、なぜか1人負けを経験する、なんてことはないだろうか??
すっかり忘れた頃だった‐「再会」は訪れた。
「中3の10月、雨の降る土曜日」でした。
…だから、ここで今語る意味があるかもしれませんね(笑)??
友達とマクドナルドで勉強中のこと。
後ろから聞こえた声を聞いた瞬間、一瞬で蘇った‐
声って変わらない、その証明を身をもって感じた‐
声で「レミニセンス・バンプ」を体験した‐
そんな瞬間だったことを今でも覚えています。
‐「ねぇ、アレ、しゅんたじゃない??」‐
振り返れば、そこには僕の知る女友達と、その横には「彼女」がいた‐変わらない可愛い声と、さらに可愛く変わった見た目と、少し伸びた身長‐
トランス状態のサッカー選手が、たとえ敵プレイヤーがいても、ゴールまでの道筋が一瞬で見えてシュートできるように‐僕も他にお客さんがいても、一直線に彼女を捉えていました。
長い黒髪で、黒い上着を着て…純和風な彼女でした。
僕の友達がいたから、そこでは話せなかった。
緊張もあったからなおさらだった。
友達にトイレに行ってくると言って、マックを出て、店を出て間もなかったら2人に話しかけた。
「久しぶり」を言ってからは…なんでここにいるの??とか、どこの高校目指すの??とか、簡単な事柄を聞いたうえで、ケータイのメルアドを聞いたのを覚えている。
向こうももちろん持っていたし、僕は中2の時から持っているから、これで「外国」ではなくなったんだろう。
クラスの女子の長い鎖国も相まって、「誰のどんなアドレスよりも価値のある、大事なアドレス」を今受け取れたんだ、って過剰な表現をすれば、その時そう思いました。
それから2人はまたどこかに遊びに行ってしまったから、僕は勉強に戻っていったのも覚えています。
受験に向けて、年末のモチベーションが大事な時期に、僕はモチベーションを維持する方法が出来たと、本当に嬉しかったです。
「同じ高校を目指すわけじゃないけれど、一緒に受験を乗り切るんだ」
不思議なほど、頑張る力が湧いてきました。
後にも先にもそのモチベーション以上のモチベーションはないかもしれません。
それだけ僕にとって、印象的な再会でした。
たった、3分弱、久しぶりに会っただけ‐
すごいですね、再会の神秘‐
普通の日常を過ごしていても、意識しなければ「再会の神様」がちょっとだけ歯車を狂わせてくれる、そんな風に思いました。
変わった生活をするのもひとつの手。
でも、それって「会おう」としてる、不器用な細工…。
「本当の再会」ってこういうことなんだって思う。
何気ない日常で、忘れた頃にやってくる何か‐
それは、「なんとなく右に行きたいから、そこの道の角で右に曲がる」ようなもんだと思いました。
今の自分は「地図を見て、右には○○がある。だからそこの角を絶対に右に曲がろう、次のその角で曲がろう、2つ目の角じゃなくて…」っていう感じかもしれない。
「地図」を捨てましょうって思います。
なんとなく曲がろう、意識しないで曲がろう。
あなたは、何か「再会エピソード」は、何かありますか??
このデジログへのコメント
コメントを書く