- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【魔法少女カーマイン】迷い犬、over run!
2011年04月14日 19:42
「うっく~~」
痛みにうずくまる茜。
「よくも茜を!コバルト・コールドランサー!」
小さくも多数の氷の矢を放ち、サダムに応戦する小春。
「蒼い奴、貴様の相手はネガイナーだ」
「チャウチャウチャウ!」
怪物がサダムの盾として立ちはだかり、氷の矢を受ける。
多数の傷口が凍り付くが、3つの頭にある舌で、それらを舐め溶かす。
「スカッドバルカン!!」
すかさず、サダムは砲撃してくる。
ひらりひらりとかわす小春だが、怪物の噛みつきにあってしまう。
「痛くないわよこんなの!」
「チャウチャウ!」
他の2つの頭が、大きく口を開き、その中に火球を生成する。
噛みつきは拘束の技だったのだ。
しかも、火球攻撃は噛みつきしている頭を壊しかけるかもしれない、身を削る術だった。
「ククク。素晴らしいぞ。人間に復讐するために自らの傷をいとわぬ姿!さあ、やるがいい!」
「チャウチャウチャウんチャウ!」
叫びながら、怪物は2つの火球を撃ちだした。
小春にはその叫びがサダムにあらがうかのように聞こえた。
「……!」
火球は、小春を庇った茜に当たった。
「しまった!」
サダムがたじろぐ。
「わたしは……夕陽の魔法少女、カーマイン!」
火球を自らのエナジーとして、吸収し、茜は回復した。
「チャウチャウチャウ!」
「違う違う違う、ですね」
「くうーん」
怪物は小春の拘束を解いた。
「何が違うんだ、ネガイナー!ワシは確かに保健所でトサツされた犬の怨念をカード化した筈」
「何が違うって……アドルフさんじゃないあなたには解りません!」
茜は断言した。
続く!
このデジログへのコメント
コメントを書く