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シャッフル!?
2008年12月12日 08:39
阪神・真弓監督、大粛清!背番ハク奪の嵐
サンケイスポーツ - 2008/12/12 8:01
真弓阪神が、異例の大粛清や!! 投手陣の背番号を大シャッフルすることが11日、明らかになった。杉山直久投手(27)の「18」の他に、藤田太陽投手(29)の「15」など、投手として期待の現れとされる10番台を複数はく奪することが新たに判明。非情のムチを振るって、世代交代を推し進める。
働かざるものに、背負う資格なんぞない。期待を裏切ればはく奪し、飛躍を願う選手へ譲り渡す。それが真弓猛虎のやり方だ。温厚な新監督が鬼と化し、厳しい姿勢で若虎のモチベーション向上に乗り出す。
「背番号をある程度、変える予定にしている。今秋のドラフトで獲得した新人選手や、来季の活躍が期待できそうな選手にいい番号をあげたい」
球団関係者が大シャッフルを予告する。三浦(横浜)がFA移籍となれば与えるつもりで、杉山の「18」をはく奪済み。これだけではなかった。太陽には「15」を変更する意向を通達。さらに金村大の「17」、筒井の「19」が変更リストに加わっている。10番台は一軍で活躍する投手に対しての期待の称号。それが4人も一斉に変わるという異例の“大粛清”を敢行する。
仕方のない現実が、そこにある。杉山は2003年のドラフト自由枠。太陽は01年の1位で筒井は04年自由枠。金村大こそ06年の大学・社会人3巡目だが、いずれも入団時に期待が高かった。それに見合う数字を与えられていたが、一向に芽のでない現状。球団も我慢の限界だった。
他の番号としては、自由契約となったボーグルソンの「4」、正田の「20」、横浜にFA移籍した野口の「2」が空いている。これらを新人も含めて配分。年内にも新ナンバーを整備する。
「石川(48番)や白仁田(47番)といった来季の飛躍が期待できる選手に、いい番号を与えるプランもある。逆に背番号を変えられた選手は、心機一転という気持ちでがんばってほしい」
球団関係者は、そうゲキを飛ばす。期待を上回れば“ご祝儀”が。さもなくば“厳罰”が待っている。すべては真弓監督が『一大事業』に掲げる世代交代のためだ。
「予想外に働いてくれたら何でも出しますよ」。前日10日には『監督賞』を大盤振る舞いするプランを語った指揮官。あの手この手で若虎のヤル気を鼓舞。若い力こそ、優勝への『もうひと押し』となることを信じているからだ。
ライバルの巨人は、06年に23人に及ぶ大シャッフルを敢行。翌07年からリーグ連覇を達成している。宿敵を見習ったわけではないが、猛虎もV奪回という至上命題のためには手段を選ばない。奮起をうながすためには鬼と化し、大ナタを振るう。
[ 2008/12/12 8:01 更新 ]
サンケイスポーツ
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