ドル安

虎助っ人年俸“ドル安補てん”お断り！
デイリースポーツ - 2008/12/8 9:38

　阪神・南信男球団社長（５４）は７日、昨今の円高ドル安の流れから、今オフの外国人選手との契約交渉で、複数の代理人から“ドル安補てん”の形で年俸アップを求められる珍現象が起こっていることを明かした。
　ただ、外国人選手への年俸支払いは来年に毎月１２等分して支払われるため「来年の為替相場なんて、プロでも分かりませんから」と、ＮＯ！を突きつけているという。
　現在１ドル９２円前後の相場が、仮に昨年同時期の１１２円台まで戻ると、単純計算で１億円につき約２０００万円の“損失”が出てくる。「外国人全員の年俸を合わせると相当な額になる」と同球団社長。うかつにドル安補てんをのむわけにいかない事情を説明した。
　一方、来季契約交渉中のウィリアムスに対しては、２年契約（２年目は球団に選択権）で、年俸は現状維持（２００万ドル）に近い条件を提示しているが、同社長は「出来高を厚めに設定し、今年レベルの成績を残せば昇給する形なら構わない」と話し、今週にも渉外担当が渡米し、詳細を詰める。