服のセンスが悪いスタイリスト

スタイル・カウンシルというバンドというかユニットが

誕生したのが１９８２年。その年はポール・ウェラーが

人気絶頂だったザ・ジャムをもったいなくも解散させた年

でもありました。

ネオモッズっぽい曲をパンキッシュに仕上げるジャムは

僕の中学時代にのめりこんだバンドでもありました。

スタイル・カウンシルはそこではあまり表現できなかった

ソウル、ｼﾞｬｽﾞ、ボサノヴァ等の少しアダルトな音に

極めて政治的な歌詞を強引に載せるというポールらしい

アプローチの仕方でした。

本国ｲｷﾞﾘｽではジャムがあまりにも唐突に解散してしまって

一種の「ジャムショック」状態が続いていた事もあり

思ったほど、人気が出なかったのです。

逆に日本ではジャムはあまり売れなかったのにスタイル・カウンシル

は売れました。一時はカセットテープのCMにも本人が出演して

いたほどです。

その辺りの動きを追っていて僕が「はっ」と気付いた事が

あります。それはポール・ウェラーは服のセンスが悪い（笑）

という事です。ジャムの時とは違い、スタイリッシュに決めようと

していたユニットだっただけにそれは悲しいくらいに写真や

PVに現われていました。元セックスピストルズのジョン・ライドン

は対照的に物凄くセンスが良かったんです（笑）

毒舌の彼は「あいつは音楽の趣味も悪いが、服のセンスも悪い」

と思いっきり言われていましたね。音はともかく服のセンスに

関しては大いに納得したものです（笑）

最近のソロになってからの写真を見るとかなりカジュアルな

感じで悪くないですね。

偉そうな事を書いてお前はどうなんやと言われそうですが、

それは棚にあげるのです（笑）

ジャム時代の好きな曲「イートン・ライフルズ」と

スタカン「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」の二本立てです。

このスタカンのPVは僕が自転車を意識するキッカケになりました。

実際に乗り出すのはず～っと後になってからなのですが。


https://jp.youtube.com/watch?v=lG0L86DRuC8


https://jp.youtube.com/watch?v=JMLoUTBy47U