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生まれながらに老成した人

2008年08月28日 00:23

生まれながらに老成した人

英国のバンドキンクスデヴューが1964年と並み居る
60年代英国産グループの中でも相当早い時期にプロとして
スタートを切っています。
デヴュー曲が「ユー・リアリー・ガット・ミー」という派手な
リフの曲のせいか、未だにそのイメージを持つ人も多いですが
寧ろああいったタイプの曲はほとんどありません。

以前にも書きましたが、フーにしろストーンズにしろ
ファンが勝手に思い描いている「らしさ」はあまり
当てはまりません。そういうタイプの最たるバンド
キンクスです。

とにかくこの人達は若い頃から「我が道を行く」を徹底して
おりまして、スィンギング・ロンドン真っ只中では誰もが
一度は通過した「サイケ」な要素もあまり当てはまりません。

彼らはそんな時代の最中に「ヴィレッジグリーン・プリザヴェイション・ソサイエティ」という英国の田園風景や生活を描いた
コンセプトアルバムを発表します。
この時リーダーのレイ・デイヴィスは弱冠24歳です。この年で
このアルバムは別の意味でやばいです(笑)
しかし内容はアコースティックメランコリック、英国らしさが
隅々にまで行き渡った名作です。
浮ついた時代のせいか、セールスはぱっとせず殆んど忘れ去られた
アルバムとなってしまうのですが。。

その後も「日曜日に食べるローストビーフだけが生きがい」
と歌った「オータム・アルマナック」、ロック・スターと
没落貴族をダブらせシニカルに歌った「サニーアフタヌーン
「アーサーもしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡」というタイトル(笑)
のアルバムは、自分が育て上げた息子一家が新天地を求めて
オーストラリアに移住するのを見送る老人の姿を描いた
コンセプト・アルバムでした。このときレイ弱冠25歳(笑)

内容は素晴らしく、僕はこれを全曲歌えます!(笑)
という位、体に染み付いたアルバムです。

70年代後半くらいから彼らのカヴァーが相次いでヒット
します。ヴァン・へイレン「ユー・リアリー・ガット・ミー」
ザ・ジャム「デイヴィッド・ワッツ」プリテンダーズ
「ストップ・ユア・ソビン」レインコーツ「ローラ」
辺りが有名でしょうか?

とにかくそこらを境に復活するのです(笑)70年代は
鼻歌歌って良い塩梅でやってきたせいでしょうか?
デヴュー当時よりもしなやかなロックンロールバンドとして
戻ってきました。プリテンダーズのクリッシー・ハインドとの
結婚等、結構マスコミを賑わしていた記憶があります。

そんなキンクスの映像ではなく最近のレイ・デイヴィスの
ソロの映像がありましたのでご覧ください。

66年全英NO.1に輝いた名曲「ウォータルー・サンセット
レイのステージに立つにはあまりにも英国オヤジな格好にも注目(笑)

https://jp.youtube.com/watch?v=YXuJXPd8C14

このデジログへのコメント

  • ゆうら 2008年08月28日 21:17

    古さを感じさせない曲ですね。
    あの服は暑いと思うけど、本人がそれでいいなら・・・(笑)

  • 一遍 2008年08月31日 01:55

    > くちぶえさん
    良い塩梅でやっているのが長持ちの秘訣?笑 この人はフェスには
    出てもチャリティー系は一切出ていないと思います(笑)

  • 一遍 2008年08月31日 01:57

    > ゆうらさん

    そうですよね。本人が良ければ全て良しです(笑)キンクスの曲は
    エヴァーグリーンです。瑞々しさはビートルズ以上かも?

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