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つぐない 意外とジーンときました

2008年04月18日 19:58

つぐない 意外とジーンときました

新宿で観てきました。
たしかにキーラ・ナイトレイきれいなのですが、ちょっとお嬢様っていう感じではないのでは?むしろお水っぽい感じです。
表情にも深みがないです。主人公は(キーラ・ナイトレイは自分と思っているでしょうが)セシーリア(キーラ・ナイトレイが演じたタリス家の長女)ではなくて、次女のブライオニーであったようにおもいます。ブライオニーを演じているのは、13歳の役はシアーシャ・ローアン、18歳役はロモーラ・ガライ(あのオゾン監督のエンジェルの主役です)、年取って小説家になった時の役はヴァネッサ・レッドグレイブが演じています。このブライオニー役の3人はどれも演技が抜群によく、とくにシアーシャ・ローアンの演じた少女ブライオニーの、角ばった歩き方、コーナーの曲がり方、冷たい目で遠くをみる演技などは秀逸です。
 ラストキング・オブ・スコットランドで医師を演じ、今回はセシーリアとの愛を貫こうとするロビーを演じたジェームズマカヴォイは、うーん、平凡です。
 演出も平凡で、ブライオニーが見たと思ったシーンが、実際はこうでしたと他の視点からとったシーンがすぐさまに挿入されるのですが、あまりの能のなさに唖然としました。なんじゃこりゃ?監督は「プライドと偏見」でデビューキーラ・ナイトレイと組んだジョー・ライトですが、こんなことをやっているようでは、先はないかな?原作が救ったのでしょう。引き伸ばされた戦闘シーンにあきあきとしていたのですが、ブライオニーが戦後のセシーリアを訪ねるシーン、そして突如、老人となった小説家セシーリアが最後の小説(21作目ではあるが、最も早くから書いていたという、つぐないのための小説)についてテレビインタビューで述べるシーンはかなり良くできており、結果として、最後の、どこか知らない世界で幸せに波打ち際で戯れるセシーリアとロビーの二人を見た時には、けっこう瞼が熱くなりました。
 ブライオニーは償うことはできなかったけれど、そして再会を誓い会い海を越えた二人が実際には・・・・だけれども、一つの愛は、それでも残ったのだと見る人を納得させる映画でした。

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