- 名前
- tarashi
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- 年齢
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- 自己紹介
- 外見はまじめ。60歳代だけど禿げてませんよ。小柄だけど、体力あります。性格はのんびり...
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ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎著
2008年04月14日 13:16
第5回本屋大賞受賞作です。
例によって非常に読みやすく、読むのが速い人なら数時間かかりません。
舞台はやはり仙台で、伊坂さんの東北大学卒業という経歴から、この地へのこだわりが感じられますが、千葉県はあまりでてきませんね?出身地なのになぜ?
伊坂さんの母校(高校)である小金高校も地元ではそれなりのいい学校で、ほどよく自由ないい学校だと思うんですけど、高校時代のエピソードとかってないのでしょうか(僕は柏の高校を出たので、むしろそちらで伊坂さんに親近感を持っているのですが)。
仙台に、首相になったばかりの地元選出の国会議員が帰ってきて凱旋パレードを行うというのが舞台です。
冒頭に2人の女性を登場させて、次に、その首相が暗殺されるのを仙台の病院で固唾をのんで見守る病人たちの風景、突然、事件から20年後のおさらいとして、その事件はえん罪である男を権力・マスコミがよってたかって犯人にしたものの、真実があきらかにならず、関係者がほとんど口をふさがれたという真実。ここで、作者は「オズワルド」「森の声」などというキーワードを出しています。
で、やっと我らが青柳雅春君の登場です。優男で優柔不断な彼が、友人にさそわれて仙台に行くと、その友人は「逃げろ」と言い残してゴールデン・スランバーを口ずさみながら別れるわけですが、実はその友人森田も権力に操られて青柳を罠にはめようとした挙句殺されるのです。物語は青柳の大学時代の友達カズやかつての恋人樋口晴子らを巻き込み、大変なことに!
そして、時間的なずれを利用した文章の構成や、伏線の利用などで、あっという間に終りまで読み終えます。
さいごの「たいへんよくできました」のハンコのシーンにはおもわずジーンとくるのではないでしょうか?
このデジログへのコメント
この本出た時から読みたいと思ってました。やっぱり面白いみたいですね!積読本がたくさんあるけど読むぞ!
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