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クリスマスの食い物

2007年12月26日 16:04

家族みんながそれぞれの年末のパーティーも済まし、身内に入院している者があるので家族では取り立てて何もしないということからクリスマス前の買い物も大したことも無く、ゆったりと家で皆勝手に過ごし暇をもてあましているように見えるこのごろ、25日の夕食はさすがに格好だけはつけようということになって冷蔵庫にあるもので家族がそれぞれコースを担当して寄ってたかって料理することになった。

息子前菜の、メロンパルマハムをまいたものとフランスジャガイモグラタン、家人が本采の子羊の肉を北アフリカ風のマリネに浸しておいたものをグリルにしたものとチコリの蒸し物、私がミックスサラダ、娘がシャンペンシャーベットチョコレートムース、ライチにパッションフルーツの盛り合わせのデザートとそれぞれ簡単なメニューで午後3時から食事にした。 白ワインで始めてコーヒーで終わると5時をまわっていて、その後私は子供達を車に乗せて40分ほど走り一週間ほど前に腎臓を摘出したばかりの義母が入院している、オランダチーズで知られているハウダとかゴーダとか日本では表記されている町の病院に向かった。

クリスマスデコレーションがあちこちに飾られている人気の少ない病院の、集中治療室からやっと普通の病室に移され、昨日までは体中に7本も8本も管を繋がれていた老人は今日からは管を抜かれ、歩いて病室内のトイレに歩いていけるようになってはいるものの、依然として流動食であり、紅茶ヨーグルトは今日から摂ってもいいと言われていた。クリスマスの時期だからなのか廊下の端のテーブルにはコーヒー紅茶クッキーケーキチョコレートがおかれ見舞い客が各自適当に摂られるようにしてある。

普通、この病院の食事のメニューは入院患者の状態が様々でも皆に同じカードが配られており、肉食、魚、菜食、若向き、年寄り向き、という風に前日に選べるようになっているし、それに宗教上の違いも加味されており、ユダヤ教徒イスラム教徒のためにもメニューがある。 勿論、この病人は何も受け付けないので毎日メニューカードだけが配られてくるだけだ。

しかし、さすがにクリスマスのメニューは前菜、本采、デザートとコースメニューになっていて一般のレストランクリスマスメニューとおなじ体裁で、これは流動食しかうけつけない老人には目の毒みえるのだが元気であればうらやましいのだろうが体力が殆どない老人にとっては何の感興ももよおさないらしい。 もし、このメニューカードにワインが加えられていたならば不遜にも明日はここで夕食にしてもいいと思ったぐらいだ。 

家に帰ってきてからは家族とテレビを見ながらブリーと熟成ゴーダチーズ白ワインを飲んだ。

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