審査会の稽古は､主婦を挟んで三角関係…

まあ､とにかくひたすら低姿勢｡関係修復は､一応おとこの役割って､割りきって｡
まず彼女と若社長の演技見せてもらって｡ふたりは先週台本もらってるから､台詞入ってる!だいたい､若社長､学生時代からの演劇経験者で､今も舞台に立つ｡ﾊｯｷﾘ言って､ﾀﾞﾌﾞﾙｷｬｽﾄで演るには相当な強敵｡ﾔﾊﾞｲ!今度は､自分の番｡結構ﾃﾝﾎﾟ良く｡台本もらったばかりだけど｡そこはそれ､長年営業で培った口八丁で｡若社長､ちょっとびっくりみたい｡経験者だけに､分かるところは分かる｡ﾔｯﾀｰｯ!
帰り道､3人で途中まで｡なるべくふたりの会話を立てて｡自分は､お邪魔してますって感じ｡一歩退いて｡彼女との交友を再構築するためだから｡本当は､彼女も望んでいるはずなので｡本当そうかな?…
若社長と自分は､電車､別経路｡彼女はどちらでも帰れる｡で､3人の別れ際｡ずｰっと､よそよそしかった彼女は… 一瞬､躊躇してる様子｡で､で､自分と一緒に｡そう､そうなんだ!冷えていたこころにほっと､温もり｡って､単なる偶然｡そういうことじゃないよね｡どうなんだろう?
とにかく気まずさを振り払うように､彼女に話しかけて｡彼女もそれなりに答えてくれる｡とにかく､恋愛とかじゃなく…