定期審査会は､39才主婦とﾍﾟｱでやる!

彼女だったら､ﾀﾞﾌﾙｷｬｽﾄ大丈夫でしょうって｡おじいちゃん､ﾆｺﾆｺ｡おじいちゃんも相手役の候補に考えてくれてたみたい｡台本､変わっちゃうけど､新しい台本は､来週渡します｡それでいいですか?って｡もちっ!そんな､もちですよ!!
で､そう､もちろん､39才主婦とﾍﾟｱを組むことに｡彼女､おじいちゃんのお気に入りだし｡ｸﾗｽでただひとり､審査会二度出る訳だから｡おじいちゃんに異論があるはずもないんだよね､結局｡で､とにかく､ﾔｯﾀｰｯ!
って､いろんな意味で､今更上手くいくとは思えないんだけど… でも､このｽｸｰﾙに入る時にふたりで誓い合った夢､そのお互いの気持ち｡その気持ちに､しっかりけじめをつけて｡夢に真っ直ぐに向かおうと｡それには､今みたいな何となく自然消滅していくみたいな中途半端な関係を､引きずるんじゃなくて｡ﾊｯｷﾘｯ､ﾀﾞﾒならﾀﾞﾒって｡彼女としっかり向き合いたかった｡お互い意識しながらも避け合うような､ふたりの出会いの事実から逃げる､って､そんなこといつまでしていても仕方がないから｡
で､翌週のﾚｯｽﾝ｡冒頭､おじいちゃんから､自分の台本､配役が変わることが発表されて｡ｸﾗｽのみんなはｷﾂﾈにつままれたみたい…