伊藤忠とバークシャーハザウエイとの協業。

伊藤忠がこのところ初めての株価8000円乗せに近づいています。
伊藤忠は、バークシャーハザウエイ(ウォーレンバフェット率いる投資会社)と５大商社では初めてとなる
協業が話題となっているからかもしれない。
伊藤忠は三菱・三井・住友系の財閥系と違って資源エネルギー系というより、川下の生活圏に近い事業が主力である。
中国ではタイのCPグループとCITIC(中国の戦略的投資集団)との協業で数々の事業を行っているのだが、
今回バークシャーハザウエイ翼下の衣料ブランド(フルーツオブザルーム)の販売権をアジア圏で得る事となった。
中国圏はタイのCPグループと伊藤忠でCITICの株を20%取得しており、中国圏の商売は
３社が合意しなければ新事業は出来ない形になっている。
元々衣料分野はCITICではほとんど扱っていないので、このフルーツオブザルームブランドも
入り込みやすいのではないかとも思う。
ただ衣料ブランドは様々な有名ブランドがあり、売上の伸びというより、話題性が先行しているような
感じがする。
伊藤忠とバークシャーハザウエイとの協業は衣料よりももう少し戦略的な製品分野での
協業が望ましかったな。