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見聞記-その4

2007年07月24日 19:04

[春を買いに]

私が以前勤めていた会社から二人の同僚が、私より少し前に退職し別の会社に移った。
それは日本の会社で製品アメリカへ輸出していた。
その会社は4,5人の日本人スタッフを現地に送り、修理やクレーム処理に当たっていた。
元の同僚の二人もその中に居て、その内の一人が同級生で、アメリカへ行ってからしきりに私にアメリカへ来る様に進めた本人である。

もう一人は私より大分先輩で、アメリカに行ってから現地でスパニッシュと結婚したと聞いていた。

渡米後私は直ぐに連絡を取ったが、会ってのは一週間程過ぎてからだった。
彼らはクウィーズにある会社の寮に住んでいて、行ったばかりの私には不案内で、彼ら二人が尋ねてきてくれた。

酒を飲みながら4人で話していた時、その先輩がこちらで女を買ったと言う話が出た。
上司Kさんは昔船に乗っていたので、あちこちの港で経験していたが私には経験はなかった。
無論私も興味は会ったがKさんが具体的な事を色々聞いていた。

話によると、そこは会員制になっていて一元では入れないとの事で、彼らも誰かからの紹介で何回か行ったとの事。

その場はそれで終わったが、数週間後Kさんが「この間Aさんが言っていた所へ行ってみようよ」
「そうですね、行きますか?」
「彼に電話して、詳しい事を聞いてよ」
彼は会社の寮を出て別のアパートに住んでいた。
先日来た時に電話番号と住所を私に書いてよこしていた。

私は彼に電話し「先日はどうも。ところで例の女の事だけど、行こうかと思ったんだけど、如何すれば良いのか教えて」
彼が話し始めたので「俺は場所が良く解らないからKさんに代わるから説明してあげて」と言ってKさんに受話器を渡した。

短い時間だったがKさんは解った様子でメモを取っていた。

Kさんは自室から地図を持ってきて広げた。
「・・・・あぁ、この辺りだね」
「OOO君これから行ってみようか」
「えっ、今日行くの?」
「おぉ」とKさん。かなりその気になっている。
「今日金持ってたかな」と言い私はポケットに手を入れた。
大丈夫そうだ。
「じゃ行きますか」と言ってホテルを出た。

行ってみると、その辺は4,5階建てのマンションが軒並み並んでいる一角で、何の変哲もない普通のマンションだった。マンションの入り口はしっかりとしたガラスドアーがあり、閉まっていた。

入り口の横にはインターホーンがあり、その下に部屋の番号が記入されたボタンが幾つも並んでいた。

Aさんから事前にそこへは電話がされていて、教えられたボタンを押すと、直ぐに黒人らしき女性の声が返ってきた。

Kさんが「Aさんに紹介されて来た」と告げると、
”ガシャッ”とガラス戸のロックが外され中に入った。

部屋の前に着きベルを鳴らす。
木製の重厚そうなドアーが開けられ、中から恰幅のいい、少し派出とも思える様なムームーを着た黒人女性が愛想よく、我々に中に入れと手招きした。

その女性は40少し前の様に見えたが、ドアーを開けると直ぐに大きなリビングで、窓の傍にソファーがあり、そこへ座るように言われた。

ジュースのような物を出され、直ぐにドアーのベルが鳴り、二人の女性が入ってきた。

外人の年は良く解らないが、二人とも20代半ばに見える。
多少細身で背格好も同じ様で私より少し低い感じだった。
一人は茶でもう一人は黒い髪をしていた。

黒人女性が何か言った。
するとKさんが「OOO君、どっちにする」と言ったので
Kさんの好きな方で良いですよ」
「じゃ俺この彼女にするわ」と言って茶色の髪の毛をした方を選んだ。

彼女らが夫々の相手の横に腰を下ろし、少し話したところで黒人女性が我々を促し、
「じゃ俺が先に行ってくるから」とKさんはその彼女と立ち上がって、別の部屋へ行った。

その間残された私は彼女と簡単な会話をしていた。
彼女イタリアから来たのだと、そしてKさんの相手はカナダからだと言っていた。

会社にも色々の女性が居るが、純粋なアメリカ人は余り居なかった。

暫くするとKさんが戻って来て「OOO君の番だよ」と言われ
私と彼女は立ち上がりべ地の部屋へ向かった。

部屋へ入ると彼女は芳香剤か、何かスプレーを撒き、私に裸になるようにと言葉と仕草をした。

彼女は未だ服を着たままだ。
少し躊躇したが、従うしかないなと思い裸になった。
そこで彼女下着になり、私を手招きし彼女について部屋から出た。

連れて行かれたのは、部屋の隣のバスルームだった。
彼女に身体を洗われ、終わるとバスタオルを手渡された。

拭き終りバスタオルを腰に巻いて、先に彼女が戻った部屋に入ると、彼女は既にベッドの中に居て「こっちへ来て」と言い、彼女の身体の上に掛けられていたシーツを少しはぐった。

私はバスタオルを外し傍らの椅子の上に放り投げ、彼女の上を覆っていたシーツを剥いだ。

彼女の身体に重ね、乳房を軽く揉み、乳首を咥え様した時
「No」と言い手で乳房を覆った。
そして「Come on,come on」と急き立てた。

無論私自身先程彼女に洗われている間に既にスタンバイはされていたが、結構なお値段でしたので時間を掛けたいと思ってました。

こんな物なのだろうな、仕方ないかと彼女の中に入っていったが、持続させようと頭の中は別の事を考えていた。

少しすると彼女は鼻声を出し始めた。
私がそっと見ると彼女は薄目で私を見ていた。

芝居していた。
これ以上は期待できないと覚悟を決めてフィニッシュに向かった。


こんな経験は日本でもないが、それ以降2度としたくないと思った。

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