- 名前
- nomiya8
- 性別
- ♂
- 年齢
- 80歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 気持も若い積りだし、身体もそうだと思ってましたが先日忘年会でボーリングをした時、運動...
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見聞記-その2
2007年07月22日 13:21
[雑事]
1.買い物
会社で用意された我々の住まいは、長期滞在社用のホテル で、マンハッタンの103丁目ハドソンリバー側にあった。
着た当初は未だ寒く、その川の表面は凍っていた。
通勤に使用している地下鉄はブロードウエィだから、地下鉄 から出るとその川に向かって2ブロック程歩く。
風は向かい風、ハドソンの表面の凍った上を撫でるように通 過してきた冷たい風で、うつむいたままひたすらホテルま で。
そのホテルは自炊できる様になっていて、リビングの端に小 さなキッチンが設けられていた。
キッチンといっても幅1.5メーターで奥行きが60センチ 程だが
そこにシンクと小さな調理代、それにホットプレートだけの 物だ。
会社からの帰宅途中、サブウエィから出てその傍にあるスー パーで食料品を週2.3回買うが、
その当時スーパーなど日本にはなかったので、初めはそこに 並べられている品数の多さに驚いた。
我々のポケットには通常、数日間で使う程度のお金しか持っ ていない。
少し以前の日本のスーパーと同じで、商品の前に値段が記さ れたシートがあるが、支払いは総額に10%の税金がプラス される。
ポケットの所持金を考えながら次々とバスケットに入れてい るが、
ある日総額では足りたのだけど、TAXが加算され所持金を 超えてしまい一つ返品した事があった。
2.間違い
私は生まれてそれまで料理などしたことがないが、 Kさん は一時独身時代自炊してたの事で、作るのは彼で、後片付け は私の担当だった。
とは言っても料理のレパートリーは余りなく、主流は野菜炒 めで、その他もそれをベースにした物ばかりだ。
それでも食事の時は殆どビールを飲みながらだから、その肴 に当たる訳で、それ程飽き飽きして食べられない物ではなか った。
それも土日にはダウンタウンにあるチャイナタウンで中華を 食べたりしていたから。
2人共好きなのでスーパーでは何時も缶に入ったスープを買 っていた。
店内を回っていると、缶の表面に牛肉の大和煮の様な写真が 目に入り、美味しそうだね買ってみるかと言う事で、それを 買って帰った。
彼はそれをフライパンにあけ加熱、味は付いていると思い、
そのまま二つの皿へ。
当時私は食べ物に対しての臭いや味などは鈍い方で、それを そのまま食べたいた。
彼も食べ始め少ししてから「OOO君、何か臭いが可笑しく ないか?」
「うんん、別に」
「そうかな・・・・・。
やっぱり変だよ」
そういって彼はさっき捨てた缶を持ってきて、そこに書かれ てある文章を読んでいた。
「いやっ、OOO君、これは犬用の餌だよ」
「うぇっ!」
私は口に未だ残っていた物を皿に吐き出した。
二人とも顔を見合わせた後、ゲラゲラと腹が痛くなる程大笑 いした。
翌日は何事もなかったが。
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