BPDの彼女14 自分が分からない

毎回、退屈な話にお付き合い頂きまして、ありがとう。この日記は僕自身のためでもあります。こうやって、彼女の事や、僕自身の心情を綴ることで、悩みを整理しています。

さて、自我同一性って言葉をご存知でしょうか？簡単に言えば、「自分はどういう人間であるかということを理解し、それを感覚として知っている。」ということです。

若い頃、誰でも、自分は何者なんた？何に向いているのか？自分らしさとは？自己実現って？と悩んだ一時期があるでしょう。

今でも、僕自身、それが確立されているとは言えませんが、BPDの人は自我同一性が非常に低い状態です。

彼女の行動や言動から例を挙げると、浮気をした彼女を非難した時は、「私は状況に流されやすいから。」「彼の誘いがうまかった。」また、「私は相手の顔にはこだわらない。」「取り敢えず、楽しければいいかな。」「最近は好きとか、愛されるって感覚が分からない。」「心と身体がバラバラ」

自我の確立によって、人は自分の嗜好、行動、自他との区別がハッキリしてきます。
これが不安定だと、自分の意見でなく、相手が好きでいてくれる事が第一。相手の考えなのか自分の考えなのかが分からないから、強く勧められたり、強引に迫られると断れないし、そのことを正しいと思ってしまう。

さて、自他の境界ができると、相手の多面性を理解します。Aさんは仕事では厳しいけと、飲みに行くと面白い、家では家族思いのお父さんらしい。BPDの人は１００か０かの判断しかできません。これはとても辛いことだと思います。凄くいい人か、全くダメなAさんしか居ないのです。また、投影同一視といって、自分の考えなのか相手の考えなのかの区別がつかず、LINEの返信がないこと→無視してる →他にいい人がいる → 私は騙されてる、となってしまいます。単に相手が風呂に入っていただけでも。

彼女は知能は高いものの、感情能力がとても幼稚に感じることがありました。
例えば
◯ 相手の感情を推し量れないこと。
◯ 直ぐに結論を急ぐこと。
◯ 男性の好みが一定していないのと。
◯ 人の意見に流されやすいこと。
◯ 殆どノーと言わないこと。

自己の感情を分からせようと、彼女に一度、日記を書くよう勧めた事があります。また、喧嘩した時に、LINEをブロックしたのて、僕から長めのメールを送って、あなたはどう思うのか回答を求めた事があります。いずれも実現しませんでした。だって、自我が確立さされず、自分がなにものなのかが分からない彼女に自分のことは書けないのですから。