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BPDの彼女13 対人関係

2015年07月01日 17:03

普通、人は男女関係に限らず、初めは当たり障りのない話から、次第に親密な話になり、お互いを理解し合える関係に、或いは深い関係は止めようと考えるのでしょう。いわゆる、探り合いの期間があります。
ところが、BPDの場合はいきなりプライバシーに関する話からはじまったりします。幼児期に受けた虐待であったり、貧困で苦労した話、男に騙された話、風俗に身を落とした話。うんうんと聞いていると、「あなたは優しい。」「あなただから全てを話す。」いきなりそんな話を持ち出されて、評価されれば、殆どの男性はなんとかしてあげたいと思ってしまいます。

そして、関係性が深まると、「信頼してると」いいますが、彼女、彼らは全く信頼していません。心は不安でいっぱいのはずです。
BPDは、対人関係において、人懐こく、社交的であるので、友人も多いのですが、見捨てられ不安から、基本的に人は信頼していません。

何か小さなトラブルがあると、彼女、彼らの考えは、「ほら、やっぱり。ダメやわ。」それで、バッサリと切ります。初めはゆっくり、次第に親しく、別れる時は辛く離れられないが普通でしょうが、BPDは逆です。いきなり激しく親しくなって、突然バッサリです。

以下の話がネットにありました。

(一部引用中島美鈴臨床心理士)
あなたが、大切な友人や恋人との食事します。自分のことをよく知ってて、気が合う人。楽しく食事を終えて、自宅に帰る電車の中で、あなたは酔っ払いオヤジに絡まれます。多くの人は「酷い酔っ払い。相手にするのは止めよう。」と思うでしょう。でも、BPDは「なんてことだ、この人は私の欠点を言ってる。私は酷い人間なんだ。」と思ってしまいます。

多くの人は自分を認め支えてくれる人が目の前に居なくっても、その存在がしっかり残っているものです。でも、BPDの人は自尊心が低く絶えず誰かが側にいて、認め、愛してあげないと、自尊心を保つことができません。冷静に考えれば見ず知らずの酔っ払いの発言と親友の発言を同列に扱うこと事態、バカバカしいのですが、BPDは深く傷付いてしまいます。

ただ、BPDのザルのような自尊心を保とうとし続ける事は困難で、パートナーは疲れます。「めんどくさい」といい出すでしょう。すると、BPDの両極端性から、二人の関係性は一気に破綻してし、自ら傷つくのです。

こうして、BPDの満たされない自尊心が自ら壊されます。そして次から次へと何度も出会いと別れを繰り返し、低く自尊心がより低くなる悪循環にはまります。

彼女はよく言いました。「私には側に居て、支えてくれる人が必要。そうしないと淋しい病が出てしまう。」真の原因が、自らにある事を彼女は気づかない。

デジ友さんの中には、何故、僕が気づかせてあげないのかと思われるかもしれません。

実際、しようとしたこともありますが、これは本人の強い意志が不可欠なのです。僕が都合よく、彼女の人生をコントロールする事は出来ないのです。

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