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出会い系の女78

2013年06月28日 15:17

しばらくして、女は息を吹き返した。

すごい、

あなた、すごい、わたし、こんなの初めてよ。

わたしね、セックス大好きよ、体が、要求するんだもん。

一人や二人の男じゃ足りないの、

でもね、

こんなセックスしたことないわ。

主人もそうだけど、セフレの男の人も、みんなね、

ハヤイの。

10分くらいよ、

それでね、わたしがイク前に、終わってるの。

ハヤイわ、って言えないでしょ。

わたしがキモチイイ顔するから、イッたと思ってるらしいの。

確かにセックス気持ちいいわ、でもね、

あと5分く続けば、わたしもイッたのにね。

それでセフレ、もっとほしくなっちゃうの。

この前初めてあなたとしたとき、これならいけそうと思ったんだけど、
今日のは、全然違うの。

も、波よ、

快感が押し寄せてくるの、波のようになんどもなんどもね。

絶頂がなんどもなんどなんども押し寄せてくるでしょ、

すっごくキモチイイの。

ふかあ~い、ふかあ~い、充足感が味わえるの。

するとね、も、男なんて何人も要らないって、思うの。

こんな充足感が味わえるなら、一人でイイって、思うわ。

ヘンね、

わたし、一人では満足できない体だと思っていたの。

気がついたわ、なんにんやっても、満足できないのは、できないわ。

一人でも満足できれば、も、それで、十分だって。


女が男にトリコになった、瞬間だ。


セックスって、数や回数、人数じゃないって、今、知ったわ。

セックスってね、精神よ。

セックスって、心よ。

・・・・・・

男にコトバはない。

女は感動している。

感動した女は美しい。

目が潤んでいる。

まんこの濡れが乾いた分、女のアタマが濡れた。
アタマに潤滑が巡ると、女の知性が活躍した。

まんこの濡れとアタマの濡れは反比例するようだ。

濡れた知性が女に雄弁を促した。

も、あなたと月一の、こんなセックスできれば、なにも要らないわ。

ホントは週一がいいんだけれど、あなたの体がもたないでしょ。

だって、こんなセックス知っちゃってから、他のセックスなんてしない方がましよ。

他のセックスは、も、ノンアルコールよ。

わたし、酔いたいのに、いくらノンアルコール飲んでも、酔えないでしょ。

じゃあ、初めから飲まなくってもいいわよね。


女のハナシがだいぶ怪しくなってきた。

ヒデンがだいぶ効き過ぎたようだ。


いやあ、他の男の人も、すばらしいですよ。

女は男を逃がすまいとして、

最低、月一、オネガイね。

はい

思わず、口に出てしまった。


今のところ、2万円の女、カラオケの女をまぜても、まだ、少し余裕がある。
この男のキャパは、あと一人か二人ぐらい可能だ。

ボーナスに、トラウマの女や純情淫乱女廃墟の女が加わるかもしれないが、
定期便でない。

この男にとって、週一が一番、健康にいい。

男は定期的に射精しなければ、精子製造する能力が衰える。
男が毎日、朝立ちするくらい元気になるのは、定期的にまんこすることだ。
男の健康増進に、女のサプリが必需品だ。

同じように、女が健康で文化的な生活を送るのには、セックスの大きな快楽から来る、
大きな、ふかあ~い、ふかあ~い、充足感が必要だ。

なぜなら、女とは多かれ少なかれ、心の病気の持ち主であるから。
心の病気を平癒して元気づけてくれるのが、
いわば、ストレスから解放するのが、あの、ふかあ~い、充足感である。
女には、波のように、なんどもなんど打ち寄せてくるセックス絶頂感が欠かせない。

なんども、なんども押し寄せてくる絶頂感を味わうと、
女はますます美しく、ますます、健康になる。
反対に、快楽絶頂感から隔離されると、
女はますます険しく、心の病は、ますます重篤化する。

セフレの女は男にかぎりない愛情眼差しを注いだ。
度重なる重層的な快楽絶頂感が、女の汲めども尽きぬ無尽蔵な愛情コルク栓を抜いた。

女の汲めども尽きぬ愛情は心の中に湧水している、それが女だ。
イノチとは汲めども尽きぬ愛情である。
女とはイノチの代理人である。

タダ、残念なことに、強固なコルク栓で蓋がしてある。

女の快楽絶頂感とは、ワインコルク栓を抜くオープナーである。
コルク栓にギリギリスクリュウさせて抜くと同じように、
快楽絶頂感を波のようになんどもなんども、スクリューさせなければならない。
女からコルク栓を脱いで初めて、
汲めども尽きぬ愛情をたっぷり、浴びることができる。

男は、セフレの女からたっぷり、汲めども尽きぬ愛情を浴びた。

昨日からの、男の努力にたいしての報酬であった。


男は静かに、そして強く、女を抱きしめた。


30分近く女を抱いた後、静かに、言った。

さっ、返りますか。

女は、うなずいた。

感動にコトバは殺人者である。


待ち合わせの駐車場まで別れるまで、コトバはない。

頭と胸とまんこに詰まった充足感に、付け足すモノはなかった。

女と男は別れた。



男は家に着いた。

女とのまんこで男は疲れていたが、満足しきっていた。

このまま余韻に浸っていたい。

そのまま寝入ってしまった。



気がついたら9時を過ぎていた。

別に腹は空かない。


トラウマの女からメールがあった。


きゃは、実験台だなんて、

そんな大それたコト言わないで、フツーに仲良くなりましょ、

もし、万が一、あなたを好きになったら、わたしのなにもかも破壊したくなる衝動が、

あなたに向かえば、わたしの恋人も、助かるって、わけね、

その代わり、好き以上にあなたを愛するようになるワケね、

それには、セックスが一番よね。

わたしね、セックス大好きなの、たぶん、女の人でキライな人っていないはずよ、

ソリャ、こんなコト、口で言うのは憚られるわ。

だれだって、こんなこといいやしないわ、
でもね、セックスって、フツーに考えられる以上に、
女にとって、イノチなの。

わたし、暴力のヒリヒリして焼け付くようなセックス経験したでしょ、
アソコにはむき出しのイノチしかなかったのよ、
わたし、思ったわ、暴力でね、ぶたれて叩かれても、返って、
ぶたれればぶたれるど、叩かれれば叩かれるほど、セックスって、イノチなんだって。

わたしの体が暴力に耐えられなかっただけよ、

暴力ってね、うそ偽りないイノチを剥き出しにするでしょ、
セックスもうそ偽りないイノチの剥き出しでしょ、

暴力セックスって、真っ向に正反対だけれど、それだからこそ、
両極端でつながってるの。

こればかりは、味わったモノにしかわからないわ。

ゴカイしないでね、わたし、暴力だけはゴメンだわ。


あいません?


男はビックリした。

まさか、トラウマの女と現実になろうとは。


男はメールを打った。


写真と電話番号、ください。

これだけだった。


女からすぐ返ってきた。

電話番号と写真があった。


女が告白した相手は、他人でない。

ある意味で、告白した相手は恋人以上かもしれない。

恋人にはイイところしか見せないが、告白相手には汚いところを見せているのと同じだ。

言い換えれば、女は男にまんこ以上のモノを見せていると言ってよい。

なら、写真も、電話番号も、簡単だ。

男はラッキーかもしれない、

コトバを換えて言えば、

アンラッキーかもしれない。

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