- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- おまんこは神の秘術
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出会い系の女57
2013年06月05日 15:33
男は思った。
女のコトを考えていると、元気になるような気がした。
これは、女も同じだろうか?
イキモノの世界では食うことと繁殖以外、大事なことはナイ。
後は余計なことだ。
タダ、ヒトは、大脳の肥大と同じく、文明という余計なモノを大きくさせてしまった。
そして繁殖を担保するための快楽が、一人歩きしてしまった。
繁殖がなくてもセックスは成り立ってしまった。
現代では繁殖は付け足しで快楽が目的になっている。
これは現代文明にも起因している、
文明とは過酷なストレスの蓄積でもある。
このストレスを解放するのは快楽だ、快楽でもセックスの快楽は次元が違う。
であるから、イキモノハ快楽を与えられれば、元気になる。
生きる、とは快楽が目的ではないかもしれないが、
快楽があることによってパワーが湧き出ることは事実だ。
快楽はどんな艱難辛苦をも打ち破る。
あのノーベル賞だって、名声という快楽だろう。
その意味でセックスは原始的ではあるが、異次元の快楽である。
名声の快楽をいとも簡単にを超える。
男は女を思うだけで元気が出た。
特に退職して、出会い系で女を見つけてから元気が出ている。
同僚の鈴木も出会い系で女を探している。
女を見つけたといっても、この男とは違った出会いになっているはずだ。
ただ、穴に入れるだけ、
これでは、ムカシの価値観から一歩も出ていない。
タダ単に、はけ口に過ぎない。
言い方を変えれば、ソープ嬢をタダマンでやるハナシだ。
この鈴木にとって、女に区別はない。有料かタダまんかの違いだろう。
この男と鈴木とは根本的に違う、女を存分にやりたいは鈴木と同じだが、
と同時に、女を知りたい、
つまり、
目に見えぬフェミニズムの追求がある。
女の性器、下卑たコトバでいえばおまんこを通して、
交尾を知り、セックスを知り、
また、その先の、エロスを知り、
また、その先の、目に見えぬ女、
永遠の女を知ることであった。
そう、男は全世界の女を手に入れようとしている。
永遠の女を手に入れることは全世界の女を手に入れたことと同じだから。
今の段階で、女とはなんだ、とこの男に聞けば、
まだ、キモチイイ、であろう。
鈴木と何ら変わりない、
しかし、鈴木にはない、女のおまんこの感動を男は得た。
ここから、
女の理解が深まれば、それだけでは収まらないだろうことは明らかだ。
女とは、ブラックボックスである。
存在は見えないが、あらゆるモノを吸い寄せる、あのおまんこで感動を見た。
男は女の真っ赤で鮮烈なショッキングピンクのブラックボックスに感動した。
ここから、この男に時間が流れた。
鈴木は時間が止まったままであるが、男はファウスト博士の旅に出ている。
男は明日のために、昼は鰻重にして、夕飯は焼き肉にした。
精力は焼き肉が一番速効である。それも炭火焼きがてきめんだ。
ニンニクは遠慮した、やはり初めての女でも遠慮は必要だ。
図書館に行けば、青木がいるのはわかっている、
明日の大事な試合を控えて、なるべく、元気を落とすようなことはしたくない。
今日は図書館を避けよう。
図書館の変わり、映画を見ることにした、シニアだから千円で済むが駐車場が千近くかかる。
バスで行くとなにかと時間が思い通りにならない、バカバカしいが車で行くことにした。
最近の映画館は、ムカシの映画館と違って、決まった時間に入って、終われば追い出される。
ムカシは一度館内に入れば、終了までいれた。
だから、午前10時頃はいって、夜7時頃まで見ていたが、その頃は飲まず食わずで
アタマがふらふらになったモノだ。
今の映画館は混むということがない、
この男の子供時分には、映画館は立錐の余地もなく、立っていても動くことすらできなかった。
子供のことであるから、当然ションベンは必ずでる。
そういうときは、壁に向かってションベンをよくしたモノだ。
子供だから背が低いから、わかりにくいが、あんまりいいきもちもしなかったことを、覚えている。
最近は3D映画でメガネをかけなければならない、うっとうしい。
確かに迫力はあることはあるが、不自然だ。
007を見た、ジェームスボンド、
この男にとって、ジェームボンドは、ショーンコネリー以外ない。
中学生の頃、なんかいも見に行き、読んだこともない本を読んだといって、ジマンしあっていた。
著作者のイアンフレミング、名前を知っているというだけで得意になっていた。
上には上がいるモノで、原作を英語で読んだなどと、ホントかウソか知らないけれど、
言い出すモノまでいた。
最近は、スゴイ、
あのアクションがだ。
ダニエルグレイク演じるボンドは眉一つ動かさず、カーアクションをやる。
役者が変わっても、やはり、おもしろい。
イヤ、役者が変わったから新鮮なボンドといった方がようだろう。
映画館から、2時間も経てば、イヤでも追い出される。
男はスーパーに入ってカルビーとひれとを」買った。
むろん、野菜もたっぷり。
肉がメインで間違いないかが、体の中でスタミナとして活用されるのには
野菜が必要だ。
いわば肉と野菜とはセットで初めて馬力がでる。
野菜抜きの肉とは、命を縮めるだけである。
スーパーでなるべくだれにも出会わないように、そそくさと用を終えてでた。
明日の試合に余計なことを考えたくなかったからである。
早めに自宅に帰って、夕食の準備に取り掛かる。
普段はいつも、ヒトと触れあうために外食であるが、明日の小次郎との試合のためには、
自炊もやぶさかでない。
夕食を済ませ、ソファーでゴロゴロしていると、PCを開けてみたら、
出会い系の迷惑メールに混ざって、メールが来ていた。
純情淫乱の女からだった。
どうしよう、
明日は大事な試合がある、
フツーなら、即座に見るのだが、なにぶんヨケーなコトは考えたくない。
しかし、相手が相手だから、気にかかる、
思い切って、見てみた。
うふふ、あなたって、やはり、生真面目ね
いきなりそんなことが書かれてた。
きまじめだからこそ、わたしの淫乱が効果絶大ね、
だって、わたしもあなたに劣らず、キマジメよ。
キマジメって、純情ってコトでしょ。
これっきりにしないでくださいって、あなたのメールにあったわね、うふふ、
わたしもこれっきりにしたくないわ。
だって、あんな長いメール、ムダになるでしょ、わたしだってあんなに長いメールは初めてよ。
学校の卒論より長かったかもしれないわ、うふふ
男はどこかで打ち切らなければならないと考えていたが、
ついつい、読んでしまう。
わたしが淫乱なには間違いない事実よ。
それにはね、ワケがあるの。
男は、ここで止めた。
明日がある、
明日の試合に差し支えるかもしれない。
この純情淫乱の女のメールを読むと、男はなりたくもない哲学者に追い込まれる。
明日のため体調は万全でなければならない。
ましてや相手はバンタム級チャンピョンである。
駆け出しの4回戦ボーが簡単に打てる相手でない。
一発ストレートを食らったら、即タオルだ。
とにかく、相手の攻略を今から考えておかなければならない。
カラオケの女のようにはうまく運ばないことぐらい、わかっている。
そして鍛え抜かれたエンジンだ、
セフレの女のおまんこに手もなく、絞り取られて、身動き一つできなかったら、
存外、舐められてしまう。
それではとうてい、セフレ失格以外の何物でもない。
10年早い、といわれかねない、
それだけは避けたい。
だれでも、ゴルフのコンペで、最初の一打だけは、避けたい。
衆目の面前で、空振りでもしようなら、末代の恥である。
空振りしても、大人だから、優しくいたわるであろうが、
内心では、み~んな、喜んでいる。
ヒトは、衆目の面前で、恥をかく男を見るのがチンポがおっ立つほど、好きだからだ。
男は、明日のセフレの女で、1ラウンドのKOだけは、避けたい。
男は2万円の女とカラオケの女とで、妙な自信があるといっても、
相手はもう一人セフレを求めている、達人だ。
そして何より、エンジンが若い、35だ。怖いもの知らずで、
どこまで吹け上がるかわかったもんじゃない。
せめて、15ラウンドはムリでも、10ラウンドはもたせたい。
男は、そんなことを考えて、純情淫乱の女のメールを、途中で止めた。
読むのは試合を終えてからでも遅くない。
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