私の好きなエロゲー10

エロゲーだけで10回の更新ですね。

どれだけエロゲー好きなんだよお前は、などと言われたら『好きではなく愛しているんだ』と真顔で返せそうで、正直自分は大丈夫なんだろうかと不安になる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか？




　さておき10回目のエロゲー紹介です。
　今回紹介するのはシナリオ重視の伝奇物ですよ。



『あやかしびと』

■公式サイト
http://www.propeller-game.com/product/ayakasi/top.html

　人の中にある異形。それは異質な力として表出する。
　それは銃を自在に操れる力であったり、千里を見通す眼であったり、人を従える呪言であったりもした。時には岩のように硬い皮膚であったり、人の思考を読む力であったりもした。

　それらの類似点を挙げるとすれば古くから伝わる妖怪らの持つ力。
　そういった異質な力を持つ人々は恐怖の対象となり、隔離されるようになった。

　語られるのはそのような、人と異形の人が住む世界です。

　といった感じで何とも差別やらが目に見えて分かる世界観ですが、主人公はそんな隔離されて危険人物扱いされながらも優しい心を失わない、まるで子供のように純粋な青年です。

　かけがえのない友人の少女と共に隔離施設から逃げ出した主人公は異形の人が住む都市を目指します。そこで主人公は夢に見た学校生活やどこにでもある日常を楽しむのです。

　しかし主人公は逃亡者。施設から逃げ出した危険な存在。
　当然ながら追っ手が迫っていました。対異形という特別な警察的組織。殺人許可まで持っている集団です。

　主人公はやっと手に入れた幸せを守るべく戦います。
　そして戦いの中で少しずつ分かっていく異形の力の根源。

　主人公は大切な友達や家族、友人たちを守れるのでしょうか。



　とそんな感じのお話。
　人は自分とは違う存在に忌避を感じるものです。
　なので当然ながら危険な力を持つ存在は隔離されるのが常。

　なんとも現実的な部分が見え隠れしていて嫌な話ですが、だからこそ私たちが普段手にしている日常の大切さを理解できる内容でもあります。

　伝奇物であるがゆえにファンタジー的な内容ではありますが、その人間関係や思うことは現実のそれとなんら変わりはないものです。そういった意味でも素晴らしい内容の作品だったと感じられ、私のお気に入りの一つであります。

　ちなみにこの作品はＰＳ２に移植されているので、未成年の方も楽しめるように出来ております。ぶっちゃけエロはオマケです。なくても十分楽しめるはず。

　次回は何を紹介しようかねぇ・・・。
　方向性ジャンルで希望ある方はコメントでその旨を伝えてくれると嬉しいですよ？