- 名前
- スイ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 恋愛感情とかわかりません。 なので友人なら友人。セフレならセフレ、そういった区別して...
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あいもかわらず怖い話系
2010年03月22日 09:01
――仲の良い兄弟がいた
兄は心優しく、結婚した後も度々顔を見せに来てくれていた。
兄の嫁さんも良く出来た人で、兄をしっかりと支えてくれている人だった。そんな兄夫婦に憧れ、私自身が家庭を持つようになると、嫁さんを大事にしようと思い行動した。
兄はそんな私を褒めてくれたし、私もそんな兄を誇りに思っていた。
そうして数年が過ぎ、子供が生まれ、自分で色々なことをし始めるほどに成長した。結構なやんちゃ振りであったがそんな息子を兄は私と同じように大切にしてくれた。
息子もそんな兄を慕っていたようで、兄が来ると 「おじさんがきた!」 と駆け足で玄関に来ては兄に抱きつく程であった。
幸せだ、とそう感じられる日々だった。
そんなある日のこと。兄が来たというのに息子は私の後ろに隠れて兄の方を見ようともしないのだ。何かおかしい。どうしたんだろうか、と息子に聞いてみると息子は――
「こわいこわい・・・」
ただそう呟くだけで兄の方を見ようともしないのだ。
これには兄も悲しかったのか、残念そうな顔をしていた。
その一日、兄のいる間、息子の様子は変わらなかった。
夜。息子と一緒に風呂に入った時、兄の何が怖かったのかを聞いてみた。そうしたら息子は――
「おじさんのことじっと見てたの」
そのあとも何度か聞いてみたけれど、息子は何も言ってくれなかった。ただ兄の何かが気になる様子なのは見て取れた。だから私は気になることがあるなら兄に直接聞いてみれば、と助言をしてあげた。
そして数日後のこと。
兄が遊びに来た時、息子は私の後ろに隠れながら兄に聞いた。
「おじさん。なんでおばさんをずっと背負ってるの?」
このウラログへのコメント
怖いです…(T_T)
> pianoさん
気が向いたら更新するので、怖い話が見たくなった時は来てみてくださいなw
> snowさん
創作ですが、楽しんでいただけたなら幸い。
> はるかさん
お久しぶりです。
最近は新しいところふでゲーム日記書いているのでこっちは御無沙汰になりましたね。PCも一度壊れたしorz
でも気が向いたら更新するので暇つぶしにでもどうぞw
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