ダブルX-01／予約

私は腱鞘炎です
然もかなり酷い
両腕ともで、これは職業病
特に右腕は握力が半分以下に落ちてしまった
そういう事もあり、かなりの頻度でマッサージに行きます

そんな普段の生活の中でのお話
舞台は最近に出来たマッサージ屋さん
そう、自宅の近くに出来たのです

題名は「ダブルX」(ダブル バツ)





ビールの無い事に気付き、近くのコンビニに行く事にした
家から歩いて５分程の所に有る
以前はそこにも車で行っていた
しかし、今年に入ってからは健康を考え歩いて行っている
５階建のマンション、その１階の半分がコンビニ
ローソンの大きな看板の横に、小さな真新しい看板
「マッサージ」
ふーん、こんな所で

そう言えば最近は、自宅でマッサージを開業する人が増えている
何かで読んだ
エビスとラッキーストライク、それにジュースとペプシを買って出た
マッサージか？
ここの所、仕事から帰ってもパソコンでの仕事が何時間もある
右肩と右腕は凝るのを通り越し、キリキリと痛い
然も、腰痛は昔から有る

予約でもするか、とエレベーターで５階に上がった
チャイムを鳴らす
「はい？」
「マッサージの予約をお願いに来ました」
はい、と同時にドアが開く
「どうぞお上がり下さい」
と言うと、奥のカウンターの向こうに行く


普通のマンションだろうと考えていた
予想に反して、ドアを開けるとかなり広い部屋だ
玄関だけは普通で、そこに靴を脱いで上がる
左は下までの大きな窓
右手に３人掛けのソファとテーブル
その横には雑誌が並んだ棚
何故だ？
女性雑誌が殆どじゃないか
大きな観葉植物が２つ
大きな空気清浄機
なる程、テーブルに灰皿が置いてある

施術用のベッドが無い
カウンター横の奥を見ると、ドアが幾つか見えた
かなり広いスペースだ
然も最上階
ここは分譲だから、駅から離れているとは言え高価だったに違いない