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Fくんの憂鬱 その3

2008年08月31日 01:13

Fくんの憂鬱 その3

「先生、おれの恋人気取りの女のことですけど・・」
「・・・あのなー、そういう言い方するなよ。」
「いえ、あんなの、それで充分です。」

Fくんが云うには、勝手に押し掛けて来て、居座って仕事の邪魔になるし、話は通じないし、わがままだし、最低の女・・だそうです。

「でも、その子とsexするんだろ。」
「はい、一応・・」
「・・おれに云われたくないだろうけど・・なんとなく一緒にいるのはお互い不幸だぞ。」
「そうなんですよ、だから先日も、別れ話したら・・大泣きされちゃって・・」

Fよ!中途半端スケベ感情はろくなことにならないぞ!行きずりならいざ知らず、とりあえず身近で自分に気のある女の子を手玉にとってどうするんだよ。まして、相手はそこそこ真剣ならどうする気なんだよ。心底騙すほど悪でも無かろうに・・

「あのな、おれは確かに今、彼女4人いるけど・・それぞれに結構誠実だよ。誰ともいい加減に付き合ってないよ。」
「知ってます。・・やっぱり、おれがいけないんですよね・・」
「そのとおり! 騙し続けるか、出来れば即刻別れるか・・だな。」
後者のほうです。」
「・・まぁ、ホントに別れたいなら、もっと誠実に話してみろよ。」
「・・それでダメだったら・・」
「・・それは、自業自得だから、納得してくれるまで頑張るしかないだろ。」
「・・消耗するなー・・」

昔、誰かが云ってました。『離婚するエネルギー同等の力で商売すれば、大きなお店が一軒立つ』・・そうです。頑張れF!NY行くまでに決着つける方がいいよ。

「先生、突然ですが・・いくらか、貸して下さい。」
「今日はおごるよ。」
「いや・・そうではなくて・・」
「NY行きのための・・」

大丈夫、君のために300ほど用意してあるから・・。4年間どうもありがとう!・・でもね、自分でもお金の苦労しないとね。今日のところは、話をうまく摺り替えて起きました。

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