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取れてしまう(指令遂行経過報告)

2008年01月22日 00:46

北の地方都市はもうこの時間はすっかり闇の世界だ。今は街頭の光が道路の所々を照らしているだけである。真っ白い雪が、道路に、車に降り注ぎ、人通りは少ないのだろう。窓の向こうからは雪が降る音がする。なんとも言葉では言い表せない、独特の音だ。近くには車通りの多い道路もあるのだが、一本中に入れば静まり返っている。ときどき誰かが雪道を歩く音と、部屋の中のストーブが燃える音がするくらいだ。

雪の季節は部屋から出ることが少なくなる季節でもある。
でも、私にはこういった方法で外界と繋がり、社交的な交友をすることができる。実際私はこの場には居ないあの方に、このようなあられもない姿になるように言われ、自らビニールテープを取り出し、己の身体に巻きつけ自由を奪った。

これが指令の全てではない。

私は床においてあったビニール紐を取ろうとした。
足を動かした瞬間、簡単に巻いていたビニール紐が腰からずり落ちる。一瞬にして私は自由の身になった。「あ・・・・」

この拍子にもう一つ思い出した。私は姿見をベットの脇に持ってくる。ちょうど自分の姿が映るように、配置した。床の紐を拾い上げ、再度自分の足に紐を掛ける。何度か工夫し、簡単には取れないようにしながらも、先ほどのようなM字開脚になる。

自分の縛られている姿が鏡に映る。あの方の指令を受けたとはいえ、自分で自分の自由を奪う姿になり、それを鏡で見ているのだ。さらに紐で輪を作る。それに両手を入れて、何度かくぐらせる。∞のようになり、徐々に手も自由が利かなくなった。

両足はM字で、両手は手錠のように縛られた自分の姿が鏡に映る。私のあそこはほのかに赤くなっており、ぱっくりと開いているのが判る。少し腰を持ち上げてみる。

「ああ、ここにあれが入るのね・・・」
窓の向こうは静まり返った世界。
私は少し暑めの温度に設定した部屋の中、全裸拘束された自分お体を鏡越しに眺めていた。

続く

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