- 名前
- びびん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 会社を経営しています。普段は忙しい日々ですが、時間ができた時に美味しいものを食べに行...
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別れ
2025年11月27日 07:44
昼の外回りの途中、ふと立ち寄った馴染みの店の前で、掲示された大切なお知らせを目にした。閉店の日取りと感謝の言葉が並んでいる。オフィス街のランチを支えてきた店の閉店、その文面からは真っ直ぐで誠実な姿勢が伝わってきた。読んでいると、自然とこちらの背筋も伸びる。
私も仕事柄、長年続けることの尊さと難しさをよく知っている。だからこそ、このように節目を迎える店の言葉には心を打たれる。閉じるというより、新しい次の章へ向かうための丁寧な幕引き――そんな印象すら感じた。どんな商売にも始まりと終わりはあるが、その間をどう誠実に積み上げてゆくかが、やはり一番大切だ。
ふと思い返せば、ここで従業員と昼食を取ったこともあった。仕事の話よりも他愛のない雑談で笑った時間が多く、今となってはそれが何より良い思い出だ。美味しい料理というより、その場が持つあたたかい空気が、我々をリセットし前向きにしてくれたのだと思う。
閉店のお知らせを読み終え、私は自然と「お疲れさまでした」と心の中で呟いた。長く店を続けるということは、それだけで素晴らしい功績だ。ここに掲げられた紙は、単なる告知以上に、ひとつの歴史の証のように見えた。
日々、会社を動かし、人を育て、地域に根を張る。私もまた、その営みの途中にいる。今日の出来事は、歩みを続けることの意味を静かに思い起こさせてくれた。感謝の気持ちとともに、私も前へ進みたい。








このデジログへのコメント
経営は、ほんと大変です^_^;
やっと来年で、20年になります。
閉店するって、勇気入ります。
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