無名のヒーローたちが世界を変える

（シンガーソングライター　大島圭太）

所属しているボランティアセンターの60周年式典に参加した

60周年ということで、このセンターに関わってきた大学生から97歳までの約500人が集った
共に活動をしてきた懐かしい面々との再会は嬉しく、会話が止まらなかった


このセンターは、日本で「ボランティア」という言葉が知られていなかった時代から歩みを始めた

交通遺児の支援活動
障がいを持った方の支援活動
地下鉄へのエレベーターの設置運動
ボランティア養成講座の開催
ボランティアをしたい人と必要としている人のマッチング

etcetc…

そしてなんと言っても、このセンターを有名にしたのが、1995年の阪神・淡路大震災の時の支援活動である

全国から押し寄せてくる災害支援ボランティアたちをテキパキと必要なところに配置していく
（当時は行政にも、どこがその様な役割をするのかが決まっていなかった）


大阪は昔から「横社会」
お上の指示で動くのは嫌い
アナーキー
自分たちで助け合う　
おせっかい大好き

この様な風土がセンターを支えてきたのかも知れない



私もこのセンターと関わって30年
自分の人生観、人生そのものの方向も大きく変わった

セミリタイアした今
会社人間にならず、様々な分野の方と関わってこれたことは、自分の財産だと思う



「ボランティア」の語源は「奉仕」ではなく「自由意志」である

自分がやりたいと思えば、やったらいいし
やりたくなければ、やらなくていい
誰から強制されるものでもない

でも
行き過ぎたサービス社会の中で、勘違いされてる方が多い

ボランティアを当たり前の様に「やりがい搾取」することはやめてもらいたい
あくまでボランティアは自由意志でやっているのですから