山下美夢有の頑張りはメダル級だった

昨日夜の女子ゴルフをずっと見ていました。
一時ダブルボギーで5アンダーに後退してこれまでかと思いましたが
終盤の15ホールで再び7アンダーとなり、2位タイまで這い上がって来ました。
これでトップを走るリディアコがダブルボギーがあり、9アンダーまでスコアを落としていたので
これは逆転金メダルもありか、と見ていました。
そして魔の16番ホール、池越えのショートコース。
ショットを放った山下の顔が曇る。これはやばいと思った瞬間、池ポチャでしたね～。
このホールで痛恨のダブルボギーをたたいてしまいました。
それでも18番ホールで諦めずイーグルチャンスをつかむも入らず、メダルを逃す結果となりました。
それでもよく4日間頑張りましたよ。
ゴルフは4日間試合が続きますから、終わった後の疲労感は半端じゃないと思います。
ホールアウト後、記者団に山下は気丈に報告していましたが、
その後日本女子プロゴルフ協会小林会長から労いを掛けられたら、もう涙が止まらなくなったみたいでした。気持ちは痛い程分かります。本当にご苦労様でした。
もう一人の代表笹生優花は全くダメでしたね。最終日はスコア81の大たたきでした。
メジャータイトル2つ獲っているのは笹生だけですから、それだけの頑張りを見せなければいけなかった
とは思います。
だがゴルフは様々なファクターがありますから、いくらメジャーチャンピオンでもこうなる事はあるのです。それだけゴルフは難しいのですよ。
でもね～、やはり代表は畑岡奈紗の方が良かったと思います。彼女の方がショットは正確ですからね。
もう一人取り上げるとすれば、今期6勝上げている世界ランキング1位のネリーコルダです。
当然金メダルの最有力候補でしたが、結果は10位にも入れずに終わりました。
ネリーコルダは調子悪かったと思います。
本来の彼女のプレイからすればショットも正確さを欠いていましたしたから、池ポチャするところを何回も見ました。
それでも表情を変えず淡々とプレイしていました。
それは素晴らしい事です。多分腹の中は、怒りでたぎりまくっていたと思いますが
表情は相変わらず涼しい顔をしていました。
だからこの時点で今期6勝も出来るのだなと感心しました。
さすが敗れても世界ランキング1位だけの事はあります。
パリオリンピックでのゴルフを総括すれば、日本勢の実力を十分に世界に誇示出来たのではないか
と思っています。