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「夜、鳥たちが啼く」レビュー☆

2023年05月05日 01:58

「夜、鳥たちが啼く」レビュー☆

山田裕貴、松本まりか主演他。夏の終わり、ふたつ屋根の下。歩きだせない二人。若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻・裕子松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚し行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活。自分自身への苛立ちから身勝手に他者を傷つけてきた慎一は、そんな自らの無様な姿を、夜ごと終わりのない物語へと綴ってゆく。一方の裕子アキラが眠りにつくと、行きずりの出会いを求めて夜の街へと出かけてゆく。親として人として強くあらねばと言う思いと、埋めがたい孤独との間でバランスを保とうと彼女もまた苦しんでいた。お互い深入りしないように距離を保ちながら、3人で過ごす表面的には穏やかな日々を重ねてゆく。だが2人とも、未だに前に進む一歩を踏み出せずにいた。そしてある夜・・・。原作:佐藤泰志×監督:城定秀夫が描く、ささやか希望の物語。

4/10点!!佐藤泰志原作の映画ととことん相性が悪いのでスルーするつもりでしたが、山田裕貴は恋愛ものだととても良いので、彼目当てで鑑賞。でも、ダラダラした感じで、いつもの佐藤作品よりはテンポ良かったけど、結論出ないなぁと(^^;)彼氏の先輩後輩や友人とくっつくとかないわ~しかも元妻の前であのふてぶてしい態度もないわ~。過去描写では結構同情するキャラだったのに、一気にひっくり返るってゆう。前に経験した喪失が大きすぎると次にまた失うのはもう耐えられないだろうと思う。でも不確かな関係を続けるのもいつ失うのかわからないからそれも怖い。孤独もまた耐えられない。自分が生きられる実質的な場所、精神的な場所がいくつかあれば違うのだと思うけれど。なれ合いの関係、傷のなめ合いの関係性でも互いに思いやっていれば本物になるのだろうか?不安は消えるのだろうか?女性は相手が踏み込んできてくれるのを待ってたりします、多分。あと期待してたエロさはそんなでもなかった(同世代だと金子大地の方がエロかった(爆))。2022年公開。

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