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「わたしは最悪。」レビュー☆

2023年05月24日 03:16

「わたしは最悪。」レビュー☆

レナーテ・レインスヴェ主演他。人生は選択―時々、運命アート系に才能のきらめきを見せながら、決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)。そんな彼女漫画家として成功した年上恋人アクセル(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)は、妻や母といったポジションを勧めてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィン(ハーバートノードラム)に出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ人生の主役に躍り出ようとするのだが・・・。“最悪”な本音が“最高”の共感を呼び、世界が絶賛!新時代を生きるすべての人に贈る、恋と成長の物語。第94回アカデミー賞ノミネート、第74回カンヌ国際映画祭女優賞受賞作品。

6/10点!!日本でも軒並み高評価だったので観てみました。ナルシスト承認欲求高めのどこにでもいるアラサー女子の恋の徒然。彼氏がどんどん格好悪くなっていくのだが・・・最初の一瞬で消えた彼氏が一番格好良かった(爆)ユリヤは優秀だからこそ、手が届きそうな道が多く、もっと上もっと上と悪循環に陥っている気がしました。常に先を覗き込もうとしていて、今現在自分が持っているもの、相手の顔をちゃんと見ていない。かと言って“最悪”な本音というほどのぶっ飛び具合もない安全運転の普通の大人になりかけ女子。男性もだけど、自分たちが大人だと思う大人になれるのって何歳なんだろう?いつになったら自分の中から幸せを紡ぎだせるのだろう?確かに、ユリヤを寺島しのぶくらいの年齢の女優が演じたら、愚かしくみえるのかも知れない。ということは、私自身は彼女くらいの年齢になれば自分が思っている大人になれると思っているということだ。でもきっと、その年齢になっても成長はしていても大人にはなれていない。きっと、幾つかの幸せな思い出と傷が増えているだけだ。傷でも思い出でもなく幸せを手にしていたいのが本音なんですけど・・・(爆)過去に手放してしまった幸せはもう二度と手に入らない。自分で精一杯で飽きっぽいから子どもなんていらない、恋人がいても他に両想いの相手が出来てしまうのは最悪なことではないけれど、その人生をマシに、マシから幸せにと足掻くのは人間の性なのではないだろうか。そう思うと、本作は現実的過ぎてとても悲しく切なく、結構な鬱映画でした(爆)2022年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2023年05月24日 06:51

    お~僕も今、レンタル中です(゚∀゚*)(*゚∀゚)
    観てみようっと(*´∀`*)

  • ユリ 2023年05月24日 09:59

    > はらぺこさん
    やっぱりチェックリスト被ってますよね(^^)男性にはどう映るか気になるので感想お待ちしています♪

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