- 名前
- ユリ
- 性別
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- 年齢
- 42歳
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「アフター・ヤン」レビュー☆
2023年05月14日 01:10
コリン・ファレル主演他。ありがとう、お兄ちゃん。“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した近未来。茶葉の販売店を営むジェイク(コリン・ファレル)、妻のカイラ(ジョディ・ターナー=スミス)、中国系の幼い養女ミカ(マイア・エマ・チャンドラウィジャヤ)は、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤン(ジャスティン・H・ミン)が突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かなまなざし、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の姿が記録されていた・・・。AIロボットのヤンが動かなくなった。そのメモリには、ヤンだけのまなざしと、ある秘密が残されていた―。近未来を舞台に映像表現の粋を尽くす、切なく美しい物語。
6/10点!!喪失とそれを受け入れるまでの物語でした。期待値高かったので、ずっと静かで穏やかな波に揺られているかのような感じで、寝落ちしそうになりましたけど。“喪失”は丁寧に描かれているなと。喪失は喪失したことを知り、その人や物の知らない面を見たり聞いたりしながら、失ったことを理解していくのだと思いました。受け入れるにはまた何年もかかったり、もしかしたら一生受け入れられないかも知れない。でもそれは幸せだった証拠なわけで。私は生命体だけでなく、物にも同じくらい喪失の悲しみを感じるタイプなので、AIも人間もその辺にある靴やバッグも変わらず悲しい。でも一方通行な愛ではなかった分だけ、悲しみは減らせるのだと感じた。AIが幸せは感じないけど悲しみや感傷は感じるのだとしたら、これだけ大きな穴を人の中に残していくのだとしたら、共存って出来るのかな?ペットと同じで出来る人と出来ない人がいて、万人に受け入れられるのは難しいのではないかなと感じました。それにしても大型映画対応になってしまった坂本龍一とミニシアター系の岩井俊二色の音楽は才能がぶつかり合うな(^^;)そして人種が大渋滞。上手くいえないし、眠かったけど、切なさの余韻が凄い。2022年公開。
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