「トレイン・ドリームズ」ﾚﾋﾞｭｰ☆

ジョエル・エドガートン主演他。20世紀初頭のアメリカ。子供のころに両親を亡くしたロバート・グレイニア(ジョエル・エドガートン)は、鉄道建設のために森の木を伐採する仕事に従事していた。やがてグラディス(フェリシティ・ジョーンズ)と結ばれ、娘も生まれ、彼は愛する妻子と共に暮らす家を建てる。その後仕事のためにやむなく家族と離れることになり、さらにロバートは思いも寄らぬ試練に直面する。デニス・ジョンソンによる小説を原作に、20世紀初頭のアメリカで森林伐採に従事する鉄道労働者の人生を描いた人間ドラマ。

6/10点！！アカデミー賞にノミネートしているそうなので苦手ジャンルだけど鑑賞してみた。登場人物たちの対話に人生の救いを得られたような気がした。人生道半ばで人生の意味を解かることが出来る人がどれだけいるのだろうか。彼が自然とともに自然の摂理に逆らわずに生きてきたから？世のノイズに晒されることなくひたすら自分と向き合ってひたすらに生きてきたから？寝落ち映画ではあると思うのだけど、彼が人生の意味を悟った走馬灯はぐっとくるものがあり、思わず涙が出そうになった。彼の人生の幸せのすべては家族とともに過ごした時間であり、それ以外の時間もすべて家族を想うことに充てられた。突然全てを奪われたとしても、全てを受け入れて生き続けるってすごい強さだと思う。本当に自然の木々でないと出来ないこと。その生きざまにも、ぐっときた。人生の意味を悟ることはそんな彼へのご褒美だったのだろうか？人生の意味がわかるとその先の人生はどう映るのだろうか？一生懸命、苦しい日々でも生きていれば、私にもわかる日が来るのだろうか？死に際にわかるものなのだろうか？色々、“生きていく”ことについて考えさせられる、余韻が抜けない作品でした。2025年劇場未公開・NETFLIX公開作品。