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「ありふれた教室」レビュー☆

2024年12月12日 01:38

「ありふれた教室」レビュー☆

レオニー・ベネシュ主演他。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラ(レオニー・ベネシュ)は、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮り動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった・・・。学校の<不都合な真実>を抉り出す、衝撃のスコラスティックスリラー。第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品。

5/10点!!悲しいかな、正義感が強いから教師になったのに正義感の強さが仇になるのが教師という職業ですよね(>_<) 何かをしでかしてしまった時に「あの人に限って」と真相をきちんと知るまでは疑わないでもらえたり「何か事情があってやむにやまれなかったのでは」と思ってもらえるだけの人望がカーラにはなかった。厳しいけど、それに尽きると思います。仕事熱心=信頼されるではないですからね。法律違反犯してしまうところや正義の為なら何をしても許されるのではないかと考える人間は危うい。正義なんて見る角度ごとに違う正義があり、変わっていくものだから。あとは人望と密接な関係で対処能力。こういうカオス状態はさまざまな立場や未成年が集まる場においては、まさに「ありふれた」光景なわけだけど、それを収集させる対処能力がこの学校の管理職にもカーラにもなかった(主に管理職の責任)。聖職者じゃないけれど、教師って本当に小さなほころびも許されない職業なのだなと恐ろしくなりました。これではストレスで離職がわんさか出るのも当たり前だわ。2024年公開。

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