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芸術の擁護者! (なりたいものです)

2019年12月31日 14:42

芸術の擁護者! (なりたいものです)

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 今年も終わりますね、喜ばしいことに日本人ノーベル賞受賞者が今年もでました。計27名(でしたっけ?)の方々、それぞれの方々の努力や業績は言うまでもありません。こうした偉業を成し遂げた尊敬すべき面々の中で、私が一番好感を持ったのは大村博士です。

 実家への帰省の際にたまに「韮崎大村美術館」に寄ります。1階の女流画家フロアの作品群が特に好みです。ご存じの方も多いでしょうが、大村博士は絵画や美術品に高い関心をお持ちでした、特に女流画家への支援にご注力された様です。自身の研究の結果として多くの特許をお持ちで、そうしたものから得られた利益の多くを芸術家育成のためにお使いになられたようです。大村美術館の建物自体、ご自身所有の土地に自費で建築され、作品を含め韮崎市にご寄贈されたとのこと。

 絵画を含む美術、音楽、すべての芸術は人間がより人間らしく生きるために欠かせないものです。どんな偉大な芸術家も最初からそうなれた訳ではありません。自身のたゆまない努力、感性の鍛錬がどれほど必要だったか想像に難くありません。それとともに必要だったのは、若き才能の開花を支援してくれたパトロン達の存在。中世作曲家には貴族や領主、宗教権威者などが多く支援。商業の発達にともない生まれてきた、振興富裕層などが得た富の多くを芸術家達に支援したおかげで、すばらしい芸術作品が今日まで残されているわけです。芸術家たちもそれらを糧にして頑張ってきました。時にそうした支援者との縁を自ら断ち切ることで新境地を切り開いたことも多々ありましたね、おもねるだけではなく時に自身の信じる芸術を優先して。

 成功者でもなんでもないわたしですが、そういう「心意気」だけは持ち続けたいと思う今日この頃。新しい年がやってきます。みなさま、良いお年をお迎えください。11月からつたない文章を書き殴ってきましたが、読んでいただいた皆様に感謝です! 

 大きな音で音楽が聴ける実家で、しまってあったアンプスピーカーをつなげて久しぶりになっとくのいく音量でモーツァルトの管弦楽のための作品全集を聴きながら新しい年を迎えます! 来年もよろしくお願いいたします! 今夜のBGMは、みなさまのお好きな音楽でお過ごしください。

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