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恋のキッカケは冬! (その2)

2019年12月01日 00:12

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 例の社員旅行のあと、彼女にたいする見方が変わっていったのは間違いありません。ふと気づくと、視線が彼女に向いてしまうのです。向こうからも視線が帰ってくるようになりました、クロスし始めてしまったのです。わたしは、自分で言うのもなんですがいい歳になっても、女性関係に関してはかなり「うぶ」な方でした。「付き合って!」とか「付き合おう!」なんてことばは発したりはしませんでした(できませんでした、がより正確)。それでも同じ職場でしたから毎日接するし、飲み会などもよくありますので、その中で自然と距離が近くなっていきました。

 ある日、課長海外出張から帰ってきてしばらく精算などして遅くなった時、珍しく管理課の彼女も残務整理で残っていました。課長が「もう仕舞わない?」と声をかけてくれて、なじみの小料理屋に2人を誘ってくれました。今はビルが建ってしまった新橋駅前に、その小料理屋はありました。課長が帰国するとたいていお誘いを受けて、既に女将さんにも馴染みになっていましたが、若輩者が一人で入れるお店ではありませんでした。メニューもなくて、飲み物だけ選ぶようなお店です。ひとしきり旬のお料理をいただいて話に花が咲くと、もう結構なお時間。今夜は女性がいるので送っていきますと、課長を残して一緒にお店を出ました。

 当時、私は会社の独身寮で五反野、彼女松戸上野で別れて乗り換えでした。しかしこの日から、私も一緒に自宅まで送るようになりました。1分1秒でも長く一緒に居たい、って思うようになっていたのです。そんなことが続いたある夜、その晩は星が綺麗な夜だったのか、自宅についても彼女はすぐに部屋にはいらず、マンションの屋上に誘ってくれました。風もなく寒くはなかったのか、夜空を観ながら話をしていたのが、ふと振り向くと彼女の顔がそこに。気がつくとお互いのくちびるが重なっていました。自然なキスに感動して、どのくらいの時間が経ったか覚えていません。夢中になり始めてしまいましたね。

(続く -- -- .... かな?)

Footloose 当時、一緒に見に行った映画のひとつ
https://www.youtube.com/watch?v=NqGslEZ5I6c

このデジログへのコメント

  • Bluewind3090 2019年12月01日 01:12

    でしょう? 1977年のサタデー・ナイト・フィーバーよりは 7年新しいですが、やはりダンスや衣装にもにも少し「時代」が感じられますね。でもこのちょっとダサいくらいが私(我々?)には丁度いいですね。

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