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成程話:「祈る」とは「決意表明」のこと
2016年10月07日 23:59
今日は神社の話。
あなたは、神社で「神頼み」をしてはいないでしょうか?
神社は、神様に何かを頼む場所ではありません。
本来、神社は「これからがんばりますので、ご加勢をお願いします」と、自分の意志を発するところです。
なぜ神頼みをしてはいけないのか、「拝む」と「祈る」という2つの言葉の違いが教えてくれます。
日本には、神に願いを届けるときに「拝む」と「祈る」両方の言い方があります。
両者にさほど差はないと感じる人も多いかもしれませんが、語源をたどるとまったく意味が違います。
「拝む」の語源は、「おろがむ」。
「愚かな行為をする」という意味。
一方、「祈る」は「意宣る(いのる)」。
「自分の意志を宣言する」という意味です。
語源から見ると、前者は依存的で主体性のない行為。
後者は、神に対して自分の「意志」を「宣言」する行為。
神社で「神頼み」をするのは、この「拝む」行為です。
それに対して、「祈る」とは、あなたの「決意表明」だといえます。
和の成功法則
大野靖志 著
サンマーク出版より
神社の神棚には、ご神体として丸い鏡が祀(まつ)られています。
これは、「鏡に映った自分自身が神である」という意味があるそうです。
なので、「自分の中に神がいる」のではなく、「自分自身が神」なのです。
したがって、神社にて神頼みや拝むというのは、自分自身に拝んで頼んでいるのですから愚かな行為となるのです。
祈るのも、決意表明。そして、「お賽銭」や「ご祈禱料(ごきとうりょう)」も、神様に捧げているのではなく、自分の覚悟を表すために、自分自身である神に捧げるお金だと上記の本にありました。
そう考えると、初詣も「今年一年がんばりますので、ご加勢をお願いします」
子どもが生まれたときに行く「お初参り(お宮参り)」も、「無事に最初の1カ月を過ごせたことに感謝をささげる」と共に、「この子を立派に育てていきます」という決意をしに行くこととなります。
そしてまた、自分自身が神だとしたら、隣の人も神だということです。
ということは・・・
やはり「神頼み(お願い)」ばかりしてはいけませんね!
自分に対しても、人に対しても、「感謝」と「祈り(決意)」が人生を飛躍させていくのでしょう♪
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