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医療news3つ
2016年10月18日 23:17
■インド人に認知症が少ないワケは、カレーをよく食べるから?
カレーといえばインド人。実はインドのアルツハイマー病の発症率はアメリカ人の4分の1しかなく、カレーを頻繁に食べるインドでは、圧倒的に認知症の発症確率が低いという調査結果が出た。
そこで金沢大学の研究チームがカレーのスパイスに含まれる成分を調べた所、クルクミンが認知症の予防に効果があることがわかった。
クルクミンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗炎症成分があることが以前から知られている。臨床実験の結果、認知症と関係があると言われている「アミロイドβ」をクルクミンが分解する効果があることがわかりました。
つまりカレーのスパイスに含まれる成分が、認知症の進行を遅らせる可能性があるということが判明したんですね。
ちなみに、クルクミンとは、カレーを黄色くさせているターメリック(ウコン)の主成分のこと。食べるなら黄色いカレーを選ぶと良さそうですね。これからは「カレーは食べる漢方薬」と言ってもよさそうです。
■ファストフード店では「ドリンクセット」に注意?
子どもや10代の若者は、ファストフードで飲み物つきのセットを注文すると、加糖飲料を選ぶ可能性が高くなるとの研究結果。
研究では、ニューヨーク市とニュージャージー州2都市のマクドナルド、バーガーキング、KFC、ウェンディーズ、サブウェイで、男児と女児483人の食事の選択を調査した。
平均すると、ソーダ、砂糖入りの紅茶、ジュース、フレーバーミルクがセットであった場合、全体の摂取カロリーは179kcal増加した。これは、飲み物を別に購入した場合よりも80kcal多かった。セットメニューを選んだ親は、個別に注文した親に比べて、(無糖飲料または飲料なしではなく)加糖飲料を選ぶ可能性が24%高かった。
■中年期の心臓の健康にはカロリー制限、運動どちらが有効?
この研究は、参加者を、運動だけを行う群とカロリー制限だけを行う群、両者を併用する群の3群に割り付けて比較。
この研究には、45~65歳の過体重の男女52人が参加。運動だけを行う群の参加者には身体活動レベルを20%上げることを、カロリー制限だけを行う群にはカロリー摂取量を20%制限することを指導した。一方で、これらを併用する群では、運動レベルを10%上げ、カロリー摂取量は10%制限するように指導した。いずれの群も3カ月あまりの介入で体重が約7%減量できていた。運動単独群、カロリー制限単独群、これらの併用群の3群すべてで、血圧、血清コレステロール、血糖のそれぞれの値が改善し、生涯にわたる心血管リスクが46%から36%に低下することがわかったという。改善させるには、運動とカロリー制限をそれぞれ単独で行うよりも両者を併用したほうが効果は高いものと予測していたが、「実際には、“何を行うか”よりも“どれだけ減量できたか”が重要であることがわかった」と、述べている。
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