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【魔法少女っ】19-3、奇跡のテレポート【マイ扇子あるよ】

2011年07月04日 20:19

「二人か。好都合じゃあ!」
このチャンスは逃さないぞと、チャウシェスクは二体のネガイナーに魔力を送った。
「クマクマ」
サルサル
グリズリーの爪が伸び、モンキーの背中に柿の種ボックスがつく。
バシュバシュバシュバシュ。
えもいわれぬ早業で、モンキー柿の種を次々と投げつけて、その柿の種はなぜか爆発する。
「きゃああ」
爆風に飛ばされ、背中に樹が当たる茜。
「茜、担当チェンジ
「オッケーです」
小春グリズリーと対峙した。
ミッドナイトベル!」
「クマクマ~」
ちりーん、ちりーん。
「クマクマ~~」
グリズリー鈴の音色に躊躇い、攻撃を始めるが、動きは鈍い。
「距離を取られたら、投げつけるんじゃあ」
「クマクマ~ブーメランブーメラン♪」
グリズリーが巨大なブーメランを持って振り回す。
ローラァ!」
ぶんぶん……
「大き過ぎる!」
軽々とブーメランをかわす小春
しかしブーメランとは戻ってくるもので……。
しゃばどす!
ぐぎぎ……どすーん
戻ってきた時に木々を倒し、それは小春の姿を隠すように落ちる。
小春っ!」
「まずはひとり。いけ、エコノミックモンキー
サルサル、ウッキー!」
バシュバシュバシュバシュ。
「炎の攻撃はわたしには通じませんっカーマインバリア~」
しかし柿の種バリアを通過していく。
めきめきめきめきっ
地中に入った柿の種は一気に成長し、枝葉で茜を拘束した。
「ふた~り。仕留めたじゃあ!なんと他の将軍はふがいないじゃあ~。おまえらには帰ったらりんごハチミツご褒美じゃあ~」
「クマクマ、クマクマ~♪」
なんか言うグリズリー。多分ハチミツが嬉しいんだろう。

「負けた……ですの?」
サラの通信魔法で闘いの始終を見ていた千歳は顔が強ばる。
「いやだ……いやだ……。せっかくできた……」
少し言葉を躊躇い
「……仲間ですのに!失いたくないですわ~」

「しんでないです~!でも嬉しいです」
身動きを拘束され、変身の解けた茜には千歳の声が聞こえていた。
「よくわからないんじゃが」
高見見物で事情が読み取れないチャウシェスク首をかしげる。
千歳は仲間です。来てください。共に闘いましょう!」
ピカー。
茜のラウンドドライバ(変身モジュール)が赤青緑の三色の光を放つ。
「茜さんっ!!」
いつの間にか、車椅子ごと千歳がその場に移動していた。

テレポート魔法を発動したサラ。しかしあの娘、変身なしに……?」
サラが保育園で独りごちた。
シリアスな顔も可愛いにゃんこ~」
再びまとわりつかれるサラ。

どしゃああ!
「直撃は免れたわ」
倒れた木々の隙間から小春(変身解除)が姿を現す。
小春っ」
むぎゅ~
「生きてたですねっ」
「きゃあ」
「これで、三人揃いましたわね」
千歳はきっ、とチャウシェスクを見据えた。
「お初にお目にかかりますわ。わたくしは羽前千歳ですわ。チャウシェスク。あなたを倒す名前ですわ」

続く!

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